大いなるガイドは、あなたの内側にあります。直感があなたの教師です。

本来持っている心の健康を取り戻す
編集部 現在、セラピストという立場で多くの方をサポートする立場にいらっしゃいますが、どのような経緯で現在の活動に至られたのかを教えてください。
平山 子供の頃から人生の神秘について興味を持っていました。それがだんだんとはっきりとして、自分は何の為に生まれて来て、何の為に生きているのか? 自分の使命と目的は何なのか? 本当の自分を知る為に20代の頃は新東洋哲学を学んでいました。
そのときに瞑想の本に出会い、それが約20数年前にインドへ行くきっかけとなりました。
そこで瞑想や様々なセラピーを学びました。瞑想といっても座禅のようにただ座るだけでなく、絵を描いたり、ダンスをしたり、マッサージをしたりとそれは楽しい瞑想で、何事もそこに意識をもたらせばそれが瞑想となります。おかげで、深い氣付きや癒しを体験することが出来ました。
また、セラピーの方もレイキを始め、キネシオロジー、ヒプノシス、ボディワーク、など様々なトレーニングコースを習得しました。その中でレイキは元々日本のものであり、日本人の私にとってはとてもなじみ深いものとなりました。
編集部 その後、日本に戻られたのですね?
平山 レイキの発祥地が京都の鞍馬ということで、インドより帰国した後は、鞍馬へ引っ越し、ECCのホームティーチャーとして村の子供達に英語と国語を教えるかたわら、ひそかにレイキ活動を始めました。
その時レイキはまだ趣味でしており、私の手だけで自分を癒せるのだということを実感しました。子供の頃から胃腸が悪く、よく胃痙攣を起こしては救急病院に駆け込んでいた私ですが、レイキに出会ってからは自分の手で手当てが出来るのだという実感を持ちました。
しかし、その頃はまだ日本ではあまりレイキは知られていなく、どちらかというと怪しげなものと思われていました。
その後さらに私が興味を持って惹かれたのはオーラソーマでした。元々色には興味があり、香りも好きで、そしてそれらは肉体や感情、精神、霊的レベルまで働きかけるということを知り、その勉強をアメリカのセドナで学びました。当時、日本にはまだオーラソーマは知られていなかったのですが、まさかそれが仕事にはなるとは夢にも思っていませんでした。セドナでは毎日美しいボトルを見たり、身体に塗ったりとワークをしている内に、日本にも持ち帰りワークを続けていきたいという思いを持ち、帰国後鞍馬でレイキとオーラソーマをあわせてワークを始めました。
活動をしている中、私の友人達のヒーラーや、ミュージシャン、瞑想者などいろいろなジャンルの方々が興味を持ってくださり、無料でセッションをたくさんの方に提供しました。セッションをすることにより私自身も磨かれ、氣が付けばそれが仕事となっていました。
そのときに私がインドで出会った私の瞑想のティーチャーの言葉【自分の趣味が仕事になれば人生は最高だよ】ということを思い出しました。
ですから自分の好きなことがそのまま仕事となり現在に至っており、たいへんありがたく思っております。
編集部 これらの出来事からどのような学びを得ましたか?
平山 現在でも日々クライアントや生徒さんから氣付かされることが多く、常に学ばせていただいております。特にオーラソーマのワークですが、クライアントに115本の美しいカラーボトルの中から4本のボトルを選んでもらい、そのボトルをリーディングしていきます。
4本のボトルはまるで鏡のようにその人の本質を映し出し、またその選ばれたボトルはいったい何をその人に語りかけているのか? それを色の言語を使って解説していきます。
そうしているうちに、それは相手に語りかけるのではなく、自分自身に語りかけ、自分自身をも映し出していることに氣付きます。
それを通してボトルは鏡であると言うことに深く実感させられると同時に、最近は私が出会う人間関係もそれはすべて自分の鏡であるということに、知識だけではなく本当に実感をさせられているこの頃です。
また別の側面から言えば、自分の考え、想いが現実を作り出し、引き寄せているということに深く氣付かされている日々です。
編集部 サロンの紹介をしてください。どのような使命をもって活動をしていますか?
平山 私のサロンではオーラソーマ《色》とサウンドレゾナンス《音》とレイキヒーリングを通して活動しています。これら3つの共通点は本来のありのままの自分自身に還るということと、左脳と右脳のバランスを取り、直感を磨くことを目的としています。
そして、それに氣付いた人や自分の直感を信頼出来るようになった方は、毎日のようにわくわく楽しく、幸せで創造的な日々を過ごされています。
人は誰しも幸せを求めてさまよい、もし仕事が成功したら?、結婚したら?、お金持ちになれたら?、自分の夢を叶えられたら? …幸せになれるのではないかと様々なことを思い巡らし、それに向かっているかと思います。それはそれで素晴らしいとは思いますが、たとえそれを手に入れたとしても、それは一時的なもので、また何か満足できないような渇きがやって来ることと思います。
おそらく世界中の多くの方がもう氣付き始めていると思いますが、本当の幸せとは自分自身の中にあり、それは本来持っている純粋な心(本当の真の自分自身)を取り戻すことであることと思います。そうすることによって、自分らしさを取り戻し、人生をより創造的に輝いて生きることが出来ます。
私はこの20年間、あらゆる方法を用い瞑想ワークなどもプログラムに取り入れながら、その純粋な心(真の自分自身)を取り戻していただけるお手伝いをしております。また、それが私の使命とも思っております。
編集部 クライアントの変化など、印象的なエピソードはありますか?
平山 ここ20年たくさんのクライアントの方々の変化を見てきましたが、まずオーラソーマやサウンドレゾナンスの個人セッションではたった1時間もしくは90分のセッションで、クライアントが最初に来られたときの顔と、そしてセッションが終わり帰られる時の顔の変化にびっくりしています。
特に個人セッションを受けに来られる方は何か問題があるから来られるのであって、最初から笑顔で来られる方は少ないのですが、セッション後にはほとんどの方が笑顔を取り戻して帰られます。その笑顔は私にも毎回なんともいえない歓びを与えてくれます。
また、6日間のオーラソーマコースでは、多くの方は涙や笑いで素直な自分を取り戻し、コースを終えたあとは羽根が生えたように軽くなられていきます。ご自身の信念や思い込みでがんじがらめになっているところから解放され、自分らしさを取り戻し、多くの方がイキイキと輝いて、自分の人生を創造的に生き始めます。
また、子供の頃から薬づけで副作用にも悩まされていたある女性は、電車やバスにも一人で乗れなかったのですが、オーラソーマやレイキのワークをされているうちに、だんだんと薬からも解放され、一人で行動が出来るようなりました。いまはご自分でサロンを経営し、ご活躍されています。
編集部 皆さんに伝えたいことはありますか?
平山 大いなるガイドはあなたの内側にあります。どうか自分の直感《ガイド》を信頼して、自分らしくイキイキと人生を楽しんで生きていかれることを願っています。
編集部 20年前に比べて、いまは多くのひとが、自分の想いが現実を作り出していると氣付き始めていますね。これからは直感を信じて自分らしく生きられるひとが増えていくと思います。ありがとうございました。
編集/中平知見