エサレン

エサレン滞在記(1)

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思いがけず二ューエイジのメッカ、エサレンヘ

昨秋、あるワークショップで知りあった中国系アメリカ人のSから、久しぶりにエサレン(※1)のことを耳にした。サンフランシスコ在住の彼女はエサレンが大好きでそこによく足を運ぶという。今や二ューエイジ(※2)のレガシーともいえるエサレン。私もいつかぜひ行ってみたいと思っていたけれど、それはいつも近いようで遠い場所だった。別れ際、Sは「サンフランシスコに来る機会があったら、遊びにきてね」と言ってくれた。

そして年末、留学時代のホスト・ファミリーと久しぶりにクリスマスを過ごす計画をたてていた時にエサレンのことをふと思いだした。1週間の滞在予定をちょっとだけ延長すれば、エサレンに行けるかも・・・? そんな軽いノリでエサレンのウェブにアクセスしてみた。

そこには年間500ものワークショップやセミナーが紹介されていて、そのどれも興味をそそられるものだった。一方、エサレンはかなり辺鄙な場所にあり、そこに行きつくには金曜日に提供されているサンフランシスコ空港からの送迎バスか、レンタカーしか方法はなさそうだった。まずは、間近にせまったプログラムの予約がとれるかどうかを確認しようと国際電話をかけてみた。けれど何度かけてみても、オペレ―タにつながらず待たされるばかり。やっとつながったと思いきや「この時期はもう予約は一杯です」とあっさり門前払い。 

ちょっぴりがっかりしながら「今回は予約がとれないのでエサレン行きはあきらめます。遊びに行けなくて残念」と、サンフランシスコのSにメールをした。すると、「エサレンではプログラム開催の一週間前くらいによくキャンセルがでるから、とりあえずいらっしゃいな。私がなんとかアレンジしてみるわ。」と、予想外の返事が返ってきた。

セレンディピティ(serendipity 思わぬ幸運な偶然)って、こういうこと?

…つづく

(※1)エサレン http://www.esalen.org 
1962年以来、エサレン・インスティチュ―トはアドルフ・ハックスレ―がヒューマン・ポテンシャルと呼ぶ人間の意識に宿る潜在能力の開花への探求に捧げられてきた。エサレンは東洋と西洋の思想の融合、実験的/講義形式のワークショップ、世界中から集まる専門分野のティ―チャ―たちの宝庫、その魅惑的な土地、湧き出る温泉、エサレン・マッサージなどで知られている。
(下記はエサレンの動画)

(※2)ニューエイジ・ムーブメント
1960年代からサブ・カルチャーとして起きて、社会に定着してきている。人間を肉体に限定した存在とは捉えずに、エネルギー・レベル、潜在的な能力をもふまえて、霊的や精神的な成長を目指す思想とその実践手法。日本では、精神世界という表現をすることが多い。具体的には、セラピー、瞑想、チャネリング、レイキ、ヨガ、自然食など様々な手法があり、ゆるやかなネットワークで繋がり、支えられていることが多い。

この記事を書いたひと
渡邉雅子 (わたなべまさこ)

渡邉雅子 (わたなべまさこ)

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通訳・翻訳・エッセイスト。
思春期に「人生の意味は?」という疑問に深く心をかられ、留学先アメリカの大学では哲学史を専攻。卒業後、欧州に遊学、帰国後はビジネス、技術、エンターテイメントなど他分野において通訳業を営む。その傍ら、スピリチュアリティ、ニューエイジの思想に出会い、以後ディーパク・チョプラ博士、二―ル・ドナルド・ウォルシュ氏など、その世界のリーダーたちの通訳も担当している。
哲学で見いだせなかった答えを、人生を生きる過程で、ジグゾーパズルのピースをひとつひとつ見つけるように、さまざまな体験から今もオープンマインドで観察し続け、洞察を深めている。また、それらの体験をジャーナリスト的タッチでメインストリームに紹介し、意識の進化の一助となることをライフワークとしている。
ここ16年間、毎年フィンドホーン日本語体験週プログラムの随行通訳も担当し、創設者の故アイリーン・キャディさんやドロシー・マックリーンさんのインタビュー記事をフィリに掲載。著書には「ピタゴラス数秘占術」(学研)、訳書には「自由への道」(知玄舎)、「エナジーメディシン」(中央アート)などがある。

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