セラピー

「燃え尽き寸前から、受け取れる私へ」 ~ファミリーコンステレーション体験紀~

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10年以上前のこと。その頃の私はバリバリ働き、新しいことに次々と挑戦。周囲も羨む毎日を送っていた。
けれど実際には、身体はガチガチ、心は空虚。「私ひとりが頑張ってる」「誰も助けてくれない」出口の見えない暗闇をさまよい続けていた。手当たり次第、色々なワークに参加したけれど、何かが足りない。そんな時に出会ったのがファミリーコンステレーション。
ファミリーコンステレーションは個人セッションとグループワークのどちらかで行うことができる。この時はグループで行なうものに参加。自分と家族や仕事、お金などとの関係を配置して認識する手法を使うものだ。

「両親と自分役をやってくれる人(代理人)を選んでください」とファシリテーターが促し、ワークが始まった。私は参加者の中から家族の代理人をやってくれる人を選び出し、その人たちを自分の家族の関係に基づいて配置していった。代理人たちもファシリテーターの投げかけに反応し、立ち位置、距離を変えていく。その配置は、まるで星座のよう。それとともに、心の奥底にあったものが、つまびらかになっていく。「親が困っている」「助けなくては」「私がスーパーマンになって、親の重荷を引き受けるんだ!」そこには、そんな決意をしている幼い私がいた。「私、こんなことを本当に思ってたの?」「だけど、なぜかしっくりくる」…ワークを通じて私の思いがひもとかれていく。不思議な世界だった。
代理人を通して「子供のあなたが親を助けることなどできません」「自分を大きくしている限り、周りからのサポートは受け取れません」という言葉が届いた。愕然として、頭が真っ白になった。抱えていた問題の原因が、親への愛ゆえの行動と関係していたとは。
それが、自分を苦しめていたのか…。
ワークの中で、私は背負っていた親の重荷を親役となった代理人に返した。
そうすると、親が親としての力を取り戻し、強く大きくなり、私は子供のサイズになったと感じた。そして私は親役となった代理人に「等身大の自分で生きる」と宣言した。

ただそれだけのことだけれど、心も身体も軽く、楽になった。
「自分一人で頑張らなくていいんだ」そう思うと、周りからのサポートを受けられるようになった。親からの愛も徐々に感じられるようになり、娘として等身大で生きることを実感できるようになった。ワークを何度か受けた後、いつの間にか、暗闇は消え、私は光の世界にいた。「燃え尽きる一歩手前で救われた」。愛を受け取れる自分になっていた。
ワークの凄さに魅了された私は、すぐさまトレーニングコースを受講。今ではファシリテーターとして、多くの人にこのワークを提供している。かつての私のように、必要な人の元に届くことを心から願いながら。

この記事を書いたひと
佐藤久美子 (さとうくみこ)

佐藤久美子 (さとうくみこ)

投稿者の記事一覧

ヘリンガー・インスティテュート・ジャパン認定ファシリテーター
http://www.hellingerinstitutejapan.com/facilitator/list.html
ワークショップ情報
http://www.hellingerinstitutejapan.com/schedule/oneday.html

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