フィンドホーン

フィンドホーン体験記(6)

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夕食後はほぼ毎晩、フィンドホーンのメンバーをゲストに招いてテーマごとに話を聞いたり、実際にワークショップを行なったりする。

3日目の晩にこのフィンドホーンでみんなどうやって暮らしているのかと言うとても身近な話を伺う時間となった。まずは、我々から質問をして、それに一つ一つ答えるという形で進んで行った。辛らつな質問も色々出た。

フィンドホーン体験記(5)はこちら

なぜ、ファンデーションの車はエコカーではないのか、とはドイツから来たミリアム。ここにいる人達の収入はいくらか、コミュニティのマネージメントはどうしているのか、けんかはしないのか、洗脳行為はないのか等など、皆この数日間に自分達の生きる世界と比較しながら、疑問に感じていたことが次々と出て来た。まだ、この場所が「現実」として受け入れられない感覚がどこかにあったのかもしれない。

この日のゲスト、スペイン人のマリアとイギリス人のガイは一つ一つに丁寧に答えて行く。全ての答えの元となっていることをまとめれば、つまりここにいる人達は皆、ここに暮らしたいと思って暮らしている。だから、とても丁寧に暮らす、ということ。

世界中から人々が集まれば、お互いの習慣や信条、美意識も違う。その「違う」ことがまず大前提になり、その中で平和に暮らすにはどうしたらいいかと試行錯誤を繰り返している。違うからこそ「当然」という答えはなく、それぞれがオープンに自分の考えや感情を表現できる場を大切に守ることが、日々我々が努力していることなのだ、ということだった。

人々が仲良く暮らせるのは、気持だけではなく実際の労働の分担や経済活動も重要な要素。財団が雇えるスタッフは限られており、ここに住む多くの人が自分で収入を得る手段を持っていると。マリアも近くの病院で看護師として働いているそうだ。ガイは財団のフルタイムのスタッフなので外では働いていない。寝食は財団から提供され月々200ポンド(2004年時の金額)を支給されるということだった。これは、みんな一律の金額だそうだ。

もしかしたら、この日の話が最も私達とフィンドホーンを繋いだのかもしれない。体験週間半ば、一体私達はここを現実と受け止めていいのだろうかと、どこかで考えていた時に、ここで暮らす人達の目線が我々とさほど変わらないということを知る夜となった。(つづく)

この記事を書いたひと
広瀬麻奈

広瀬麻奈

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1967年東京生まれ。20代に東南アジア、インド、アフリカ、ヨーロッパなどを歩き回り世界各地の風土と人々の暮らしを探訪。2004年にフィンドホーンの体験週間に参加。以後3年間毎年、フィンドホーンには定期的に通いその在り方を通して自分自身を知る探求を続ける。2008年に最初のグループを企画し、2010年、2012年から毎年行っている。2013年の秋、16年役員秘書として勤めた企業を退職し、現在は一人一人のハートが開き、真の平和を育てていく場を提供する、Peace Making Laboを主宰。日常の生活の現場にフィンドホーンの精神を表現することを日々、模索実践しながら、フィンドホーンリソースパーソン、トランスフォーメーションゲームのファシリテーターとしてフィンドホーンの種をここ日本で発芽させるべく活動展開中。フラメンコの踊り手であり、書のアートにも親しむ。

2017夏フィンドホーン日本語体験週間:http://manahouse.jp/news/645.html
ブログ:http://blog.manahouse.jp


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