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スピリチュアル系のワーク

スピリチュアル系のワーク(詳細)

正しい指導者とは

最後に、指導者について付け加えておきたい。瞑想の指導者やヒーラーといわれる人には、超感覚的知覚を生まれつき、あるいは後天的に身につけている人がいる。たとえば直感やチャネリングによって人の隠された感情や真実をいいあてたり、オーラを見て、または感じてヒーリングを行なうことができたりする。そういった、普通の知覚では知ることのできない次元にアクセスする能力や体験が、すばらしいとか稀であるとして、どうしてもそういう人たちを自分より一段高く見てしまう傾向が私たちにはある。
人間として尊敬できる人物なら問題はないだろうが、通常の感覚を超えた何かを知る人というだけで、指導者としてしまうのは間違いである。なぜなら超感覚的知覚をもつことと、人間性は無関係であるからだ。たとえていえば、それは英語が話せるとか、早く走れるといった、一つの能力と考えればよいだろう。優れた人間性の人が自分のもっている能力を使いこなせば、人格に一層の幅や深みが加わるだろうが、能力自体は人間性の指標にはならない。
指導者をみつけようと思うとき、その人の瞑想の深さなどは計れないだろうが、人間として普通のことがきちんとできているかどうか、といった観点をもつことも大切である。指導者が、自分自身を頼るようにいったり、頼らせるように仕向けたりする場合には要注意だ。自己の癒しや成長、悟りへの道は、究極のところ、テクニックでも指導者でもなく、自分自身で進んでいくものであるのだから。

(文と図:森かなめ&編集部)

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