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教育分析

教育分析(体験談)

教育分析画像

教育分析プログラムは、カウンセラーやセラピストとして、必要な自己覚知を体験的にしていくものです。「アート・セラピー・インストラクター・コース」を受講する過程の中で、私はこの教育分析プログラムIとIIに参加しました。
プログラムを受ける前の私には、人に言えない体験がありました。それは、保育園、小学校、中学校と不登校生で、学校ではいじめを繰り返し受けていたということです。
影響力のある人にふりまわされ、疲れ、気力をなくしていました。誰かの言葉や、顔色を気にし、いつもびくびくしていました。そして、人生の落ちこぼれにならないように、必死に私に降りかかる人生のノルマをただこなしていたように思います。
中学生のころからなりたかった保母になり、働きだしても、先輩、上司、保護者の言葉にどれひとつ「NO」と言えずにふりまわされる私がいました。その結果、結婚を前提につきあっている彼とのことも、自分自身でどう思っているのかさえ、わからなくなってしまったのです。「本当の自分がいない、私の本当がわからない」
教育分析プログラムのプライマリーセラピー(原初療法)によって、自分のインナー・チャイルドに初めて出会いました。「私をかわりにしないで、私はあなたじゃないの。私は私よ」25年間分の心の叫びでした。
今まで、相手の存在が評価基準だった私の在り方とは、まったく正反対の叫びは、過去に見てきたものすべてを打ち砕きました。暗い洞窟が消えて、見渡すかぎりの草原と青空が目に飛び込んできました。あるがままの自分がそこに立っていたのです。そして、今まで自分の殻の中にとじこもって小さくなっていた私を受け止めたとき、彼が包み込んでいてくれたことに初めて気づきました。彼の愛が、暖かさとして私の中に入ってきました。結婚したい。素直にそう思いました。
自分や彼や、すべてのものが、ひとつになって流れている愛しさと幸福感を感じながら、静かな気持ちで目を閉じたとき、私のマンダラが浮かんできました。最後の、大いなる自己としての象徴のマンダラを描くセッションでは、私は絵の中で宇宙とひとつになっていました。
この、自分の中に生まれた真実を育てる(言葉や行動に表現していく)ために、私は教育分析プログラムのIIを受けました。
教育分析プログラムIIの、大いなる自己を言葉と体で表現するセッションで、私は奇跡を体験しました。講師から「皆の真実について話しなさい。皆が一番幸せな状態を話しなさい」と言われ、一人ひとりに、呼吸の中から生まれるままの言葉を伝えていきました。私は深い愛情と自信をもって伝え続けました。
皆が私の言葉を心から受け取ってくれたのが伝わってきて、私の体の中から、愛やエネルギーが溢れだしていくのを感じて、涙が止まりませんでした。これが私の奇跡の体験です。私の中に生まれた真実は、この幸福感の中から、具体的な人生へ歩みだしたのです。
彼とは来年結婚することに決めました。保母の仕事では、アート・セラピー・インストラクター・コースで学んだ知識と技術を生かし、子どもとのコミュニケーションが今まで以上に深めることができています。
(保育士・24歳・女性)

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