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~こころ軽やかに~
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インナーチャイルド

インナーチャイルド(体験談)

インナーチャイルド画像

まず、誘導瞑想でチャイルドに出会い、それをグループ全員で画用紙に描く。生まれたばかりの赤ちゃん、賢い知恵のある子、木登りをする活発な子、影と戯れる子、大声で泣きわめく子などエネルギッシュな子どもたちがグループの人たちによって描かれる。それぞれのインナーチャイルドの存在が、予想を超えて個性的だったのには驚きました。
次の回は、自分の価値観「~してはいけない」という文を画用紙いっぱいリストアップ。それらの思い込みが、父親が口癖にしていた言葉であることに気づいたAさん。彼は幼い頃の恐れのイメージに再会することになりました。
「彼と出会ったのは約20年前のことだった。当時の自分はすごく怖がりで夜ひとりでトイレに行くのがいやだった。怖さもあったが、トイレのドアを開けると、窓の所のいじわる顔の小人と会うのがいやだった。その小人は自分に向かって『怖いんだろう、え、どうした、怖いんだろう?』と幼い僕の心を恐怖でいっぱいにした。ある日の夜、またトイレに行きたくなり、トイレの前に立った時、決心した。『あんなヤツ怖くなんかない、怖くなんか…』と何度も心の中で繰り返し、ドアを開けるとヤツはそこにいなかった。それから20年ヤツの姿は見たことがなかった。
まさかここで再会するなんて思いもよらなかった。でも彼との出会いのドアを開けようとした時、恐怖心はまったくなく、むしろなつかしさや信頼感のようなものが会話の最中に生まれてきた。自分が成長し容姿が変わったように、彼も昔の面影はほとんどないほど変わっていた。グレムリン(小悪魔)のようだった。彼はカウンターバー風の部屋の中でくつろいでいた。『もっと肩の力を抜け、楽にいけよ!もっと甘えたっていいんだぜ。欲しいものは手にいれろよ…な!』と僕の前に彼はこんな調子で答えた。彼は最後に『また来いよ。一杯やろうぜ。待ってるからな』と昔からの友人のように言った。20年前の彼もきっといろいろなことに怖がりだった僕に『そんな怖がってばかりいちゃ何もできないぜ』と言っていたのかな?と再会後、思った。今後もいろいろな悩みや不安感などがますます増えるだろう。でもそんな時、あのグレムリンと一杯やりながら解決策をじっくり練ろうと思う」(Aさん・男性)

そして最終回は、現在自分が抱えている問題から、その感情のもとになる出来事まで瞑想でさかのぼっていきました。Nさんは「卒業による別れ」の体験をグループの人たちと分かち合いました。

「その週、すでに表れていたテーマは『未練を残す人との最後の別れ』。その人が私の前から姿を消す予感。納得しながらも感情が意思に反して最後の主張をしているところだった。インナーチャイルドは隣の部屋の両親の言い争いを聞くまいと体を固くしていた。これは何も意味のないこと、私が悪いのでも彼らがひどい親なのでもない。無力さと怒りを感じまいと心を閉ざした。そして書きかえ。親たちのけんかは話し合いになった。理解しようとして聞き、話していた。私は母になり、『その人』が父になった。それを聞いている小さい私はすっかり安心して眠ろうとした。となりにいるのが兄であり、『その人』のインナーチャイルドでもあるようだった。どうやら感情も卒業することを納得したらしい。新しい始まりのための終り。おめでとうと自分で褒めてあげよう」(Nさん・女性)

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