セラピー・ヒーリングサロンの検索 フィリ/FiLi

~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
リバランシング

リバランシング(体験談)

私は生い立ちがかなり複雑で、家族の愛情というものをほとんど受けたことがないし、そのためにいろんなトラウマ(傷)を抱え込んでいました。人間恐怖症、人間嫌い、人にうまく溶けこめない、人に受け入れられないのが怖いから自分が表現できないなど…。
初めてリバランシングのセッションを受けたのは、93年の6~7月にかけてです。通常は10回ですが、6回、受けました。女子校卒のためか男性のリバランサーには抵抗があり、最初は女性を選んだのですが、2回目のセッションでその方が都合が悪いというので、男性の方と交代されてしまいました。
セッション全体を通して感じたのは、とにかく体が気持ちよいということでした。驚くべきことに、セッションが全部終わった後、身長が1センチぐらい伸びていたのです。そういえば2回目が終わったあたりから、普通に歩いていても肩が後ろに引っ張られる感じがありました。
私が指摘されたポイントは、喉のチャクラの位置に当たる、ファーザー・ポイントが閉じているということでした。これは声を出して自分を表現するという意味をもつポイントです。ここが閉じて歪んでいるということは、対人恐怖のそれまでの私の行動パターンを的確に言い当てていました。
なおかつ自分では意外だったのですが、私はハートにとてもたくさんのエネルギーをため込んでいるというのです。つまり、胸の中にあるものを表現せずに、喉のところでぎゅっと押し殺して生きていたのです。当然、背中も胸を押しつけるような猫背になっていたことでしょう。肩が後ろに引っ張られるような感じは、そうした歪みが解消されていく過程で起こったことでした。
セッションのほかに、ホームワークとして声を出すことを勧められました。自分としても歌いたいという気持ちが、とくに最初の数回のセッションの後は起こってきていました。もうひとつのホームワークは、ジベリッシュを10分行なった後、5分間瞑想するというものです。ジベリッシュとは、どの言語にも属さない無意味な言葉をカタルシスティックにわめきちらすというものです。
引き続き94年も、6~7月にかけて7回のセッションを受けました。前年と大きく変わったのは、まず何よりも、施術者を人間的に信頼することができたということです。
日本人は、スキンシップによる愛情表現をあまりしません。まして私は、ほとんどそうした愛情を受けることがなく育ちました。それが、リバランシングによって、本当に愛情に満ちたスキンシップというものを知ることができたのです。お医者さんの触れ方でもない、性欲のはけ口としてだけの触れ方でもない、ただ深い愛情からくるスキンシップというものに出会ったとき、ただうれしくて、「自分は愛情に飢えていたのだな」とつくづく思いました。
現在、生活上それほど自分の行動が明らかに変わったということはありませんが、前よりは気づいていられることが多くなったような気がします。今自分がこういう状況にあって、こうなっているから怒っているのだ、ということを見ているもうひとりの自分がいるのです。また、親子の愛情の注ぎ方を知らない私は、上の娘とあまりうまくいっていませんが、自分を知ることで、これからは娘とももっと違った関係がもてそうな予感がします。
(主婦・37歳・女性)

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp