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~こころ軽やかに~
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ヴォイス・ダイアログ

ヴォイス・ダイアログ(体験談)

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私がヴォイス・ダイアログを体験して一番よかったことは、これまで長い間押さえつけて隠してきた部分に触れたことです。そして2番目は、今日の自分を作っているいくつもの内面的な自分を客観的に見ることができたことです。
1回1時間のセッションの中で、私は自分の4つのタイプの声(サブパーソナリティ)を聞くことができました。
「あなたが今一番気にかかっていることは何ですか?」というファシリテーターの問いかけに「新しい仕事のことと、男性のことです」と答えるところから始まりました。新しい仕事についてしゃべる私の声は『上昇志向クン』とでも名付けましょう。いつも「もっともっと!」とお尻をたたき「より成長しなくてはならない」「ポジティブであらねばならない」と私を駆り立てている声です。
そしてその声と近いタイプの2つ目の声は『ブランドくん』でした。「どうして今の仕事を選んだのですか?」と聞かれると「テレビCMに出てくるようなオフィスでパリッとしたスーツを着て、ハイヒールを履いて仕事がしたかった」と答える私のエエカッコしぃの部分です。
その声が選ぶ男性のタイプは、頭がキレて仕事ができて、ユーモアのセンスも抜群のエリートビジネスマンなのです。
だけど、上昇志向とブランドで選んだ仕事も男性も「本当に私が求めているものとは何かが違う」という気持ちがあったようです。『心からの幸福』を叫ぶ声が別なところにありました。
そのサブパーソナリティのクッションの位置に座ると、私はとてもリラックスするのです。そこにいるだけで幸せな気分になれます。そしてそこから、他のクッションのサブパーソナリティを見ると「何をそんなにがんばっているの?」と言ってしまうのです。欲もなければ、見栄もない。とても素敵な自分でした。
ところが、まだ何かをとても怖がっている声もするのです。座る場所を変えてその気持を話し始めると、涙があふれてきました。上京して寂しくて寂しくてたまらなかった頃のこと、ひとりで何もかも決めていかなければならなかったときのこと、初めて挫折感を味わったときのこと。つらくて悲しいことばかりです。そんな自分はただ「寂しい」「何もできない」「恐い」と言って泣いているのです。いつもがんばっている私が切り捨てていた弱い部分です。でもそれはとても素直で強がらない、純粋な優しい心でした。
ファシリテーターに「あなたに会えてよかった。そのあなたが一番キュートだよ」と言われました。私もそんな自分がとてもいとおしく思えました。ファシリテーターはさらに言いました。「最初の2つの声も、今のあなたの成功を作り出した大切な声なんですよ」と。
こうやって私は、結果や格好にとらわれて押し殺してきた、自分の一番ピュアな部分に出会えたのです。そしてこれからは、がんばり屋さんの自分の声だけに支配されることなく、泣き虫のかわいい自分の声もちゃんと聞きながら生きていきたいと思いました。
(会社員・31歳・女性)

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