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~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
エニアグラム

エニアグラム(体験談)

社会人のための文化セミナーに、エニアグラム入門講座があったのです。チェック・シートで自分のタイプを知るような感じの1回限りのワークでした。講座の人気も高かったですね。
それまでは、自分の思っていることをきちんと表現できない、弱いところを隠そうとばかり思っていました。あるがままの自分を出して人と楽しくやりたい。でも、私はいったいどんな人なんだろう、と疑問をもっていました。
180問の質問に答えるのですが、それだけでは、なりたい自分のタイプが出たりするので、本当の自分はわかりにくいです。
ワークショップに出席してみると、「こんな場合どうする?」について話し合ったり、自分の意見を述べたり、絵や歌を創ったり、いろいろなことをします。そうしていると、性格の違いによって、その人独自のやり方や考え方が出てきて、こんなにも人とは違うのかとか、こんなに似てるなんて…という風に、はっきりと個性がわかってくるんです。
例を挙げると、子どもの頃に一番、悲しかったことは何か、どういうことがあって、どんなことが悲しいと感じられたのか、という質問がされます。すると、人によって悲しいと感じる部分がぜんぜん違っていたりするのです。ここでは素直な自分を出しても、責められたりしませんし、お互いの違いを認め合うことができるようになります。同じタイプの人の輪に入ると、人から見たら自分ってこんな風に見られているのか、とよくわかります。
以前はどうしてあの人はこんなことできないの、と自分のモノサシで善し悪しを計ってしまい、相手を傷つける言葉を言ってしまったことがあるけれど、今はその前に自分に問い直すことができます。人のやり方を理解できるようになったというか、人間関係については楽になりました。肩の力を抜いて、素直にしてればいいとわかりましたから。好き嫌いで人を排除しなくていい…と。
もっとも、相手の言うことを認められても、自分は受け入れることができないことはあります。ただ、この場合は、相手に対して否定的な感情はないわけです。
エニアグラムは、自分で自分を探していくことに徹底していて、先生がこうです、と決定することはありません。自分がわかってくることは楽しいし、そのことで、他の人のこともわかってきます。効果は、辛いところに自分を追い込まなくていいことが実感できるようになったこと。落ち込んだとしても、立ち直る方法を知ってるから大丈夫って思えます。人に優しくできるようになりました。
(会社員・35歳・女性)


小さい頃から私は、常に人に対して脅え、外を歩いているようなときでも実際見られているわけでもないのに、必要以上に他人を意識していました。人に会うときも緊張して口ごもってしまい、ほとんど会話できないまま別れてしまうことが多くありました。自分に自信がなく、いつも人の顔色をうかがって生活していた気がします。
自分は対人恐怖症ではないかと思い、カウンセリングやボディワークなどのワークショップを経験してきました。そうしていくつかのワークを経て少しずつ心が癒され、物事をポジティブに考えることもできるようになってきましたが、最近、自分の中ではそのようなよい方向への進歩が滞っている感じがあり、個人的な問題もあって出口を探してさ迷っている、そんな精神状態にありました。
そういう時、エニアグラムのワークショップを受けました。グループワークに参加するのは初めてだったので緊張しましたが、ワーク中通して雰囲気は静かで落ちついており、初めてでも入りやすいと思いました。いくつかの質問や絵について、皆がそれぞれ話をしていくのを聞いていると、本当にいろいろな人がいるなあと感じられます。
私は話すことに苦手意識があるので、自分の時には苦労しましたが、さまざまな人の考え方や感じ方を聞くことは、普段の生活ではなかなか体験できないことであり、それだけでも自分の固定観念が変わっていくのを感じました。いかに他人を自分の物差しで計っていたか、それに自分がどれだけ振り回されていたのかが、実感としてわかったのです。人にどう思われているか、人に自分を認めてもらうには、人に嫌われない方法は、といった他人の評価ばかりを気にし過ぎて、人前では本当の自分を押し込めていたことに気づきました。このワークを受けて以前より、肩の力が抜けたような気がします。前は受け身で、人に助けてもらうことばかり考えていましたが、勇気を出して進んで自分のことを話す皆を見て、私ももっと積極的に自分の問題と向き合っていきたいと思いました。
(エステティシャン・26歳・女性)

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