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~こころ軽やかに~
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交流分析

交流分析(体験談)

交流分析を中心とした3日間のワークショップに参加しました。自分自身を癒すことを目的としているためか、1日目から短いレクチャーに続くヒーリングのエクササイズの繰り返しでした。レクチャーは、主に交流分析で使われている考え方についてでした。たとえば、人間関係を変えたいならば、相手が変わるのを待つのではなく、自分が変わること。人は、幸福にしろ不幸にしろ、自分で書いた脚本通りに生きている。幼い時から作り上げた、大人の理屈には合わない思考パターンをもっており、ついついそれを繰り返している。変えたければ、そのパターンに気づき、繰り返さないこと。
このワークショップの特徴だと思ったことは、「マイナス感情のエネルギーを手放す」方法によって、自己否定・劣等感などから脱出しようとすることです。自分が囚われているものから自由になれば、自分自身を客観的にみることができるし、これからの行動の選択肢も広がる、という考え方です。
「憎しみ・恨みをもっている人とのつながりを断ち切る」というエクササイズをしました。自分が一番リラックスできる姿勢をとります。ほとんどの人が床に寝ころんで目を閉じました。うす暗くした室内に静かなヒーリングミュージックが流れます。講師の声が低く、強く、それでいてあたたかく響きます。

(以下は講師の言葉)
「あなたが一番憎んでいる人、恨みに思っている人は誰ですか?思いついた人でいいですから、小さな声でその人の名前を言ってみましょう」「なぜ、その人を憎い、嫌いだと思ったのでしょうか。その時の状況、そしてあなたの気持ちを思い出してみてください。その時、その人に対して言いたくて言えなかったことばを、今、言ってみてください」「では、その時その人がどうしてそんな言動をとったのか、ちょっと考えてみましょう。その人にとっては他にどうしようもなかったのかもしれませんね。その人自身もつらい状況にあったのかもしれません」「どうでしょう。その人の気持ちがわかったら、もうあなたは憎しみ、恨みの気持ちをもち続けなくてもいいのではないでしょうか。あなたがマイナスのエネルギーを使うと、その分プラスの方向にエネルギーを使えませんね。自分自身を幸福にする方向に向かえないということです」「ここであなたが望むなら、その人とつながっている憎しみの糸を切ってしまいましょう。過去の出来事をすべて忘れるというのではありません。憎しみという感情の糸を断つのです。そうしたら、過去の事実は記憶に残りますが、もう感情のエネルギーは使わなくてすむのです。それに因われることはなくなるのです」

2番目、3番目に憎んでいる人…と順にやっていきました。どんどん出てくる、我ながら驚くくらいに。ほとんどが男性。それも個人的に交際をしたことのある人。「ああ、私は自分のさみしさを埋めるためにおつきあいをして、そして、相手を信頼できず、正直に思ったことも言えずに、傷ついて別れるということを繰り返してきたんだな」自分の脚本の筋書きに思い当たったとき、「もう、繰り返さない!」と決心した私です。
(看護士・33歳・女性)

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