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~こころ軽やかに~
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コンティニュアム

コンティニュアム(体験談)

コンティニュアム画像

初めてコンティニュアムのワークショップに参加し、講師のスーザン・ハーパーのデモンストレーションを見る度に、神業としか思えないその「動き」に、感動と衝撃を受けました。3日間のさまざまな「動き」のワークを通して、今まで気づかなかった「思い」や「感情」また、「身体からの声」をたくさん経験しました。その中で特に印象深い体験を2つ紹介したいと思います。
ひとつめは、初日のワークで、ペアになり、お互いに身体のいろいろな部位をタッチし合うというものでした。
横たわる相手の胸に軽く手を触れて目を閉じ、手掌に神経を集中させていくと、リズミカルな鼓動が心地よく響き、自分の手と相手の身体の境がだんだんなくなってくるのです。大きなうねり、小さなうねり、まるで満ちては引き繰り返す波のように、静かに、でも力強く揺れています。拍動する心臓、血液の流れ、肌の温もり、呼吸する細胞…私はポロポロ泣いていました。涙が止まらないのです。横たわる相手の「息づかい」に感動し、愛しさと喜びが込み上げ、そして何よりも「尊さ」を強烈に感じていました。
抱きしめたわけでも、抱きしめられたわけでもなく、ただ軽く触れているだけなのに…このワークは、私にとって『生命体』に触れる初めての体験でした。
2つめは、自由セッションのときのことです。
横たわっていた私は、窓をたたきつける風と雨の音を聞いていました。ゆっくりと骨盤のあたりが動き出し、両腕が天井に向かって伸びていき、モゾモゾと10本の指がうごめき出し、次第になめらかに宙を踊るように動き始めました。何だかその指たちがとても嬉しそうで、私は愉快になり、しばらくそれを楽しんでいました。私の手(特に左手)は、3日間を通して常に動きたがっていました。手の動きに伴い、身体全体がくねくねと揺れ出し、やがてごろりと向きを変え、私はうつ伏せ状態となり、気持ちよく動いていた指は、床になぐり書きを始めました。初めはぐるぐると円を描いていましたが、だんだん激しく何か文字を書いているような動きになり、ときどきトントンと床を叩くのです。何かを訴え、諭し、確認するように…。ここでも私は、涙が止まらなくなりました。しかし、前回とはまるで異なる涙です。とにかく悲しいのです。悔しいのです。深い悲しみと、怒りと悔しさで、胸が痛くなり、嗚咽し、しばらく涙にならなかったほどです。
過去に傷ついた何かが…とかではなく、もっと大きく深い…うまくたとえる言葉が見つかりませんが、まるで荒廃しつつある大地と共鳴したような…さみしく、でも奥底からフツフツと今にも噴火しそうなくらい激しい感情のうねりでした。私はその中でただただ身をまかせていました。
シェアリングのときに、スーザンは次のように話してくださいました。
『私という生命体が記憶している何かが、コンティニュアムの「動き」を通して揺り動かされ、目覚めたのかもしれません』と…。
自分の内側から起こる「動き」や「感覚」「感情」に驚き、感動し、考えさせられる3日間でした。
その後、私の中で確かに何かがはじけて、新しい泉が湧き起こり始めたようです。
(鍼灸師・30代・女性)

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