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イメージワーク

イメージワーク(体験談)

イメージワーク画像

「内なる女性と内なる男性」というテーマでイメージワークを誘導された。私に浮かんだイメージの内なる男性は西欧人で実在の人物だった。内なる女性のほうは、自分の知らないイメージで江戸時代の武家の妻だった。全く予想もしないイメージが現れたので、少々面喰らった。
次にイメージに現れた人物の名前を言うように誘導され、実在の人物はともかくとして、存在しない内なる女性のほうも、すらすらと名前が口から出てきたのには自分で驚いた。
さらに誘導されて、内なる女性の着ているもの、表情などを観察していく。
次に自分が内なる女性になって、自分自身と内なる男性に向かって意見を言い、質問をする。次に質問された側の人になって、返事をするという具合に、内なる男性、内なる女性、自分自身の3人になっては対話を続けた。誘導する人は、「では、自分の納得のいくまで対話してください」と言って、参加者がそれぞれ自分の心の中で、このプロセスを体験するのを、見守っている。小さくても実際声に出して囁くようにしたほうが効果的だと、あとで聞いた。
私の内なる女性は「毛唐は嫌いじゃ、そなたは彼女に必要ない存在じゃ」と言うし、内なる男性は「彼女には、実際的な能力がある。ビジネスの才能もある。それは活かしてあげる必要がある」と、内なる男性と女性の仲は最初のうちは険悪で、なかなか話がかみ合わないし、うまくいかなかった。しかし三者会談が進んで、最終的にはだいぶ歩み寄れた。最後に、誘導者は、自分自身に戻った参加者に、「男女ふたりのイメージを抱きしめて、ハートの中に溶け込ませてください」と言った。この時私はちょっと不思議な感覚を味わった。
内なる男性と内なる女性が私に関して言うことを聞いた時、私には新たな発見があった。最初は内なる男性に近づこうとしなかった内なる女性だったが、最後には、すぐそばにまで近寄れた。終りに「現実の自分にとって、そのワークが何を意味しているかを、考えてみてください」と言われたが、私は思い当たることがたくさんあった。自分の内面にあるふたつの違った面が象徴的に出てきたと思った。
実際に家系を調べて、私の先祖は武士であることがわかっている。自分の中には日本人としての意識と非常に保守的な面があると同時に、西洋に憧れ、実際に海外との関係で仕事をしている自分がいる。このふたつの要素が衝突することは、確かに実際にこれまでもあった。私の内なる男性と内なる女性は、まだ完全に折り合いがつくところまではいっていないので、またの機会にワークをしてみようと思っている。
ワークの最後に、内なる男性と女性のイメージを絵に描くように言われ、書き終えた男性のイメージの絵の上に女性のイメージの絵を重ねて、陽の光に透かして見るように言われた。すると内なる男性が内なる女性を外側から抱いているような感じに見えて面白かった。ほかの参加者の絵には、もっと抽象的に書かれていたものもあったが、やはり2枚の絵が重なると、不思議な調和があった。
(自由業・40代・女性)


「現在の自分を象徴する動物、植物、物体をイメージしてください」と言われると、大きな木が現れた。外から観察すると太い幹で、葉も青々と繁っている。横から上から下からと観察していき、次に「イメージの木」に自分がなった。
誘導されるまま、椅子から立ち上がって木になって立っていた。誘導者は「いつからあなたは今の状態ですか?」とか「あなたにとっていちばん幸せなことは何でしょう?」「あなたにとっていちばん辛い嫌なことは何でしょう?」と質問してくる。その時急に、涙が出てきた。何だかすごく寂しく感じた。「何が今起っているんですか?」と聞かれて、私は「周りに誰もいない。昔は私の周りに子供がたくさん集まってきて、遊んでいたのに。鳥もたくさん枝にとまってさえずっていたのに。でも今は誰もいない」と言った。
中から込み上げてくる感情があって、私は涙を流していた。「どうしたいですか?」と聞かれて、「みんなに周りに戻ってきてほしい。」と答えた。誘導者は、「どんなことでも願えば叶えられるとしたら、何を望みますか?」と聞いた。ほかの人もたくさんいる中で、それぞれが自分のイメージを使って、ワークが進んでいったが、他の人の存在が気にならないで、自分のワークに深く入っていった。
ワークを終えた時、すっきりした気分だった。自分でも思いがけず泣いてしまい、少し恥ずかしいような気もしたが、あれで良かったと感じる気持ちのほうが今は強い。誘導した先生は、これからも、時々イメージワークを自分でしてみて、今日は私の「木」はどんな様子だろうと、確かめてみるとよいと言われた。
ワークを通して、自分の心が潤いをなくしていたことに気づかされた。イメージが教えてくれたことを大事にしていくつもりだ。
(会社員・30代・男性)

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