ネオ・シャーマニズム

シャーマンと呼ばれる特殊な能力を持った人たちがトランス状態に入り、動物や祖先の霊と交信して予言や治療を行なう、呪術的宗教の一形態をシャーマニズムといいます。近年の、この技法を使って自己成長や病気の治癒に応用しようという動きの総称をネオ・シャーマニズムと呼んでいます。意識を変える要素として、シャーマンの伝統的な技法では幻覚作用を持つ植物が用いられてきましたが、ネオ・シャーマニズムのワークショップではこれらを使用せずに祈りや呼吸法などによってトランス状態に入り、深層の無意識を浮かび上がらせます。深いリラクゼーションや心身の浄化に効果があるとされる「コンテンポラリー・シャーマニズム」が日本で発展し、数年前からワークショップが開かれています。