ネイティブ・アメリカン

ネイティブ・アメリカンの精神性の原点である、「すべての存在とつながっている」という言葉が示しているように彼らの生き方に宗教は存在しません。彼らは、あらゆるものの創造主である偉大なる精霊（グレート・スピリット）を敬い、感謝をしながら生きています。それが太古から脈々と続き、現在でも継承されている彼らが持つ人としての道なのです。ラコタ・スー族を中心にネイティブ・アメリカンには七つ（七は彼らにとって聖なる意味を持ちます）の「聖なる儀式」が受け継がれてきました。この儀式での祈りを通じ、グレート・スピリットと交流することが自分自身の奥深くにある大いなる存在との交流であり、そこからすべてのものに感謝する意識が生まれ調和が取り戻されると考えられています。