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グルジェフ・ワーク

グルジェフ・ワーク(体験談)

グルジェフ・ワーク画像

23年前、私は「フェローシップ・オブ・フレンズ」という第四の道のスクールと出会いました。このスクールは“目覚め”には朝起きる以上の意味があることを私に教えてくれました。そして目覚めの度合いは深めることができ、通常の自分や、通常の人々より目覚めていることが可能なことを学びました。このスクールは、努力によって十分目覚めていることが可能であることを教え、生徒たちがその努力をするのをサポートしてくれます。
普通のレベル以上の目覚めというものは、今、この現在の瞬間に、ここに存在していると認識することから始まります。現在に十分存在している時、その人は自分が人生のほとんどを現在に存在することなく過ごしていると気づき、人は皆眠ったような状態のまま自分の人生を生きていることに気づきます。
ロバート・バートンは1970年に「フェローシップ・オブ・フレンズ」を設立し、その精神的リーダーとなりました。彼の著作は『自己想起』と名付けられましたが、このタイトルは目覚めるために行うある努力のことをいい、このスクールの生徒はそれを行うよう教えられています。自己想起の努力は、できるだけ現在に存在しようとする試みを繰り返すことから始まります。
そしてその努力が一定期間続けられた後に精神的な筋力が育ち始めます。努力はこの筋肉をさらに鍛え、そこにアイデンティティを与えます。このアイデンティティは「自己」(The Self)と呼ぶことができるかもしれません。「自己」は肉体を含みますが、それよりも大きいもので、肉体の持つ思考、欲望、動き、感覚といったものも含みます。この「自己」が育つに従い、自己想起の回数、継続時間、深さが増していきます。私個人は、生きているという、より鮮明な体験を持てるようになりました。私が自己を想起する時、私は自分の人生を生きているだけでなく、人生を生きている自分を目撃します。そして最終的に十分目覚めているという感覚を持つことができるのです。
私自身に対するこのワーク、この目覚めは、このスクールでのワークのわずかな部分にしか過ぎません。自己想起の努力はそれと同時に、他の生徒とのワークも生み出します。そして互いにどうやって友人として助け合い、愛し合うかを学ぶことに焦点が向けられます。愛する能力を育てる必要があるのは、それが恒久的に目覚めるために必要なエネルギーを生み出してくれるからです。このスクールの生徒は、どうやって自己を想起し、互いに愛し合うか(どうやって互いを想起するか)を学ぶと同時に、自分自身をどうやって忘れるかを学んでいます。私たちは他の生徒を助け、スクールの役に立つようになることで、このことに対しワークしています。自分自身を甘やかし自分に夢中になることは、人を目覚めではなく眠りへと引き戻します。これを避けるためには、自分自身よりも大きい存在に尽くす必要があります。スクールは様々な活動を私たちに提供し、他の生徒やスクールに対するワークを可能にしてくれます。
あまりにも数が多すぎるので、ここにその全てをあげることはできませんが、私たちの活動には定期ミーティング、芸術の勉強、世界中にあるセンターの運営、ぶどう園とワイン工場の経営、舞台芸術の製作と上演などがあります。
目覚めへの道のりは長く困難なもので苦しみと喜びを伴います。その道にいつか終わりがあるとしても私はまだそこまで辿り着いていません。けれど私は「フェローシップ・オブ・フレンズ」に巡り合うまで、この道を見つけることができませんでした。そして今、自己想起の努力、友情、奉仕を通じて、私やスクールの他の生徒はこの道を辿りながら遥かな旅を続けています。
(会社員・45歳・男性)

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