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過去世回帰

過去世回帰(体験談)

過去世回帰画像

誘導瞑想とは、クライアント(被験者)の瞑想をある時点までセラピストが誘導するというものです。クライアントは意識を保ったままセラピストの誘導に従って瞑想状態に入ります。意識を保ったままですから、セラピストとの会話はもちろん、周囲の騒音や自分の体の状態なども覚えています。
セラピストによる誘導が行なわれる目的は、主にクライアントが現在抱えている問題を解決する手助けをするためです。また、セラピストは瞑想中のクライアントに対し「誘導質問をしない」「価値判断を下さない」「クライアントが望まないことは強制しない」のが原則です。このあたりは、無意識状態にあるクライアントに暗示など外部からの操作を加える催眠とは大きく異なっています。
何よりも重要なことは、自分が解決したいと思っている問題をクライアントがはっきりさせておくことでしょう。どんな問題を抱えているのか、「過去世回帰」によって何を知りたいのか、それがはっきりしていればいるほど効果的です。
私の受けた誘導瞑想では、導入の部分は、だいたいこんな風でした。
まず、好きな姿勢で十分にリラックスし、美しい風景の中にいる自分をイメージします。イメージの中で、地下へ続く階段を降りていきます。階段の下には自分だけの「居心地の良い秘密の部屋」があり、そこから外へ出ていく(あるいはそこからさらに地下へ続くらせん階段を降りる)ことによって、「現在の自分に最も関係のある過去の人生(過去世)」にたどり着くのです。
途中で「ハイアー・セルフ」という、いわば「もう一人の自分」と出会い、ハイアー・セルフの愛と保護の光で自分を包むように指示されました。ただしはっきりイメージできなくてもよいのです。現世の自分は安全であり、いつでも好きなときに瞑想状態から抜け出られることがわかっていればよいからです。
その時の「過去世」体験は、まるで映画のように始まりました。まず映像が、次にその時の自分の感情が、滝のように押し寄せてきました。今の自分では感じたことがないほどの、強い感情ばかりでした。皮膚感覚もありました。目を開けるとワークショップ会場の光景が見えるのに、冷たい雨に打たれながらボートで川を渡ろうとしている「過去世の自分」が見ている風景がそれと二重映しになっていました。対岸の風景は、どこかヨーロッパの街並みのようでした。
死を迎える場面では肉体的な痛みさえ感じました。親しい人たちの目の前で、誰にも助けてもらえずに迎えた突然の死。子どもの頃から理由もなく感じていた疎外感、他人に対する不信感の原因はこれだったのか…。
セラピストは「過去世のエネルギーを解放してやりなさい」と繰り返しました。また、「過去世の自分と対話してみなさい」という指示も受けました。どんな生涯だったのか、本当はどう生きたかったのか、現世の自分に言いたいことはあるか、といったことを問いかけます。
「過去世回帰」を体験して痛切に感じたのは、「今生きていること」のすばらしさと不思議さ、そして「平凡で単純な毎日の中にも学ぶべきことはたくさんある」ということでした。
また、その後の不思議な「偶然」で過去世の自分が暮らしていた街を訪れたことも忘れられません。瞑想の中で見た街が、本当に存在しているのですから、その街での過去世もきっと本当にあったことなのでしょう。
(翻訳者・30代前半・女性)

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