フラワーエッセンス(体験談)

私が初めてフラワーエッセンスなるものに出会ったのは5年前のことです。当時アロマテラピーのスクールに通っていた友人が、こういうものもあると教えてくれたのがそれでした。友人の説明不足とまだ私自身に準備ができていなかったこともあって、その時はさほど興味を持たず、そのままでした。そして後に書店で偶然見つけたフラワーエッセンスの本を、好奇心にかられ、めくっていくうちに目からウロコが落ちていくような感覚を体験したのです。
その頃、公私ともにいろいろなことが続けざまにあり、疲労困憊していた私にとって何かメッセージめいたものを感じる瞬間でした。
そんなこんなでスタートを切ったフラワーエッセンスの旅は、予想以上に収穫が大きかったと思っています。今までとはどこか違う不思議な夢をいくつも見たり、逢うはずもない人に偶然出会ったり、エッセンスを飲んでいるとよく起こると教えられていたことが、実際に現実となってわが身に起こった時は、「やっぱりこういうことってあるんだ」と妙に納得しました。今までもそうしたことは起きていたのですが、感性が鈍っていたせいか納得がいくまでには至りませんでした。それが「気のせい」では片付けられないインパクトと頻度で起こったものですから、鈍感な私にもハッキリ認識できたのだと思います。
私の場合は喜怒哀楽の喜と哀の部分に動きがあり、いわゆる浄化が行われていたように思います。とくに哀の部分では、なぜかとても涙もろくなり、ついには猫が歩いているのを見ても涙が出る始末でした。他の人たちもせきや微熱など肉体面に浄化反応が出ていたり、各人に必要な反応がちゃんと起こっていたので改めて感心しました。そして私を一番驚かせた大きな出来事は、公団の空き家募集に申し込んだところ、たったの一回で当選してしまったことでした。人によっては4、5年も待っているというのに…。それに自慢ではありませんが、私はクジ運の悪い女で、今までよい思いをしたことはまったくといっていいほどないのです。一見まったく関係ないように思える現象ですが、実はそうではないことを知らされました。
空き家募集に申し込もうと本気で思ったのも、実際に申し込んだのもフラワーエッツセンスを飲み始めてからです。それまで外側や内側で少しずつ変化が起こり、不必要なものはカットされていき、何かが問題の核心にどんどん近づきたことは感じていました。そんな時、ちょうど講義の中で問題にダイレクトに働きかけるのではなく、エネルギーの再配置が行われる場合もあるという意味のことを聴きハッとしました。環境の変化もそのエネルギーの再配置に該当するとしたら、確かに私の身にもそれは起こっていたことになります。事実、私にとって住居を変えることは、ある特別なドラマが終結したことを意味していました。そしてその場所を動けずにいたことが、すべての問題の根源になっていたのでしょう。今、私は人生の新しいステージに立っています。不思議なことですが、漠然と思い描いていた理想の環境がセッティングされつつあるのです。
本当に人によってその効果はいろいろですが、受け入れられないようなカタチでは出てこないものだと思います。フラワーエッセンスと関わっていれば、不必要な寄り道をすることなく、その人本来の進むべき道を歩いていけるように感じます。エッセンスと関わってきたこの1年間は、自分探しの旅をしてきた貴重な時間でした。フラワーエッセンスの世界は、これからもっともっと広がっていくでしょう。私はこれをキッカケにずっとこの世界の住人でいたいと本気で考えています。生を楽しむことに、もっと注意深くいるために、エッセンスがしてくれるサポートはなくてはならないものだと思います。
（文筆業・38歳・女性）