音楽療法

集団合唱・合奏、ダンス、音楽鑑賞といったものがワークの中心となる音楽療法は、戦争で負傷した人たちを対象に、20世紀初頭のアメリカで生まれました。その後、虐待を受けた子供や重度の障害者、脳の損傷によるリハビリテーションなど様々な施設での成果を挙げ、日本では50年ほど前からこの療法が研究されるようになりました。近年では多くの音楽大学で音楽療法の講座が開かれていますが、医療機関におけるひとつの治療法というよりも、人と人とのコミュニケーションに重きを置くという傾向が強くなってきています。音楽療法の多くはクラシックが中心ですが、最近ではより効果的にリラクゼーションやヒーリング効果が得られる、ニューエイジミュージックというジャンルが確立されています。