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エサレンマッサージ

エサレンマッサージ(詳細)

エサレン研究所

エサレンマッサージの始まりは、エサレン研究所そのものの起源に由来する。エサレン研究所は1962年、『The Future of the Body』の著者マイケル・マーフィーとリチャード・プライスによって、カリフォルニア州ビッグサーの太平洋を望む、ひなびた温泉ロッジに創設された。その後、合衆国におけるヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントの最初の、また最も信頼すべき教育研修センターとして、60年代のビジョンや意識の拡がりを端緒に、その時代状況に寄り添うように発展してきた。エサレンマッサージもその中から、エサレン独自のボディワークとして育まれてきた。
エサレンでは、当初、ゲシュタルトセラピーの創始者であるフリッツ・パールズ博士によるゲシュタルトトレーニングが盛んに行なわれた。創設者のリチャードは、ゲシュタルトの実践の中から、現代社会では人為的に心と身体が分割させられていることに疑問を抱くようになり、個々人の中に存在している自然治癒力、自らを癒す力について着目していく。これに加えて、当時エサレンの意欲的なセミナーリーダーのひとりであった、シャーロット・セルバーは、感覚の再覚醒についての研究を重ねていた。のちにそのワークは、センサリー・アウェアネスとして知られることになる。
エサレンでは、小さなグループで行なうセミナーや宿泊研修を通して、個々の内面的な成長と変容の原動力を掘り起こしていく作業が繰り返されていた。このような土壌の中に、エサレンスタイルのボディワークの種が蒔かれていったのである。
エサレンには東西のボディワークのさまざまな手法がもち込まれ、それらがその土壌の中で新しく応用され、意味づけられ、再生され、現代のさまざまなボディワークがエサレンで育てられた。エサレンマッサージは、それらすべてから学んでいる。
アイダ・ロルフが、エサレンでロルフィングを教えるようになると、そのセッションを受けたプラクティショナーたちは、筋膜組織構造と、より深部組織に働きかけるワークに興味をもつようになった。その後、ミルトン・トレガー博士がエサレンを訪れて、身体を動かすことで心を解放するというコンセプトをもたらすと、身体をリズミカルに揺らすことによって、心や意識が固定されたものであるという概念から自由になり、身体そのものを解放させていくやり方を取り入れていった。
フェルデンクライス・メソッドやアレクサンダー・テクニークなどのボディーワークや、ポラリティやチャクラ・バランシングなどのエネルギーワークも、エサレンマッサージの重要な要素として取り入れられている。プラクティショナーの中には、スポーツマッサージや東洋医学のバックグラウンドをもつ人もいる。

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