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アレクサンダー・テクニーク

アレクサンダー・テクニーク(詳細)

アレクサンダー・テクニーク(AT)は、19世紀にF・Mアレクサンダーというオーストラリアの元俳優がつくりだしたボディワークである。彼はかつて、声が出なくなるという俳優としての危機的状況に陥った。医者も治せないその症状を克服するため、彼は自分の体を観察していたのだが、そのとき、自分の首の動きと発声との関係に気づいたのである。彼が声を出そうとすると首が独特の動きをし、筋肉が緊張していたのだ。この発見を機に、彼は首の動かし方にとどまらず、体全体の動きと、心や体の問題との相関関係までも見いだしていったのである。
体をうまく使えるかどうかは、頭と首と背中との協調関係にかかっている。この3つを調和させる能力をプライマリー・コントロールまたは「HN&B」パターンと呼ぶ。「HN&B」とはヘッド、ネック、バック(背中)の略である。人間はもともと、プライマリー・コントロールによって動くようにできており、3歳くらいまでの幼児は、完璧にプライマリー・コントロールを働かせている。ところが、成長するにしたがって親の姿勢をまねたり、つまらない授業を聞く間に背中を丸めたりして姿勢を崩していく。成人する頃には、プライマリー・コントロールが正しく機能しているのは、100人のうちわずか数人になっているのである。誰もが体の動かし方に独自の癖をもっているが、特に気にも留めず、それが間違っているなどとは思ってもいない。しかし、それこそが体や心の不調の原因であることが実に多いのだ。

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