チベタン・パルシング・ヒーリング(詳細)

脈拍を感じる

具体的には、セッションの最初にまず瞳の虹彩のリーディングが行われる。眼は脳と直結しており、まさに「心の窓」といえる。虹彩にはさまざまな過去の傷が記憶されていて、そこから得られる情報にヒーラーの直感が加わってヒーリングに必要な内容がリーディングされる。
体には24カ所の神経組織と臓器に対応した電気的スポットがあり、各臓器はそれぞれ特異的な行動パターンや感情エネルギーと関連しているわけだが、リーディングによってどの部位に働きかけるのかを決定するのだ。
ヒーリングに入るとまずヒーラーは手足を使い、特定の動脈のポイントを圧迫し、シンプルなマントラを受け手とともに数回唱えることで、互いのエネルギーをシンクロさせる。ときにポンピングという動きを加えエネルギーを活性化していくが、ヒーラーは一貫して瞑想的な意識を保ち、受け手のパルス（脈拍）を感じ続ける。そうするうちにヒーラーと受け手のパルスが同調しはじめ、同じリズムで脈動するようになるのだが、このとき2つのハートが溶け合い、そのエネルギーが大きなうねりとなり、各臓器や細胞にため込まれたネガティブな静電気が押し流されていくのである。
この瞬間、えもしれぬ至福感を感じる人や、何らかのヴィジョンを見る人、また痛みを追体験する人もいるというが、共通していえるのは深くパワフルな瞑想状態とリラクセーションが得られるということだろう。
また、チベタン・パルシング・ヒーリングは肉体レベルの癒しにとどまらず、アストラル体やさらに微細なレベルのエネルギー体にまで影響をおよぼし、過去生の精神的・肉体的な傷を癒すこともできるといわれている。