レイキ(詳細)

宇宙創造エネルギーの恩恵

レイキのアチューンメントを受けると、〈全体〉とつながる。つまり、〈宇宙創造エネルギー〉の一部となることができるのだ。アチューンメントを受けた人のことは、レイキ・グランド・マスターと呼ばれる存在がサポートするという。
病気や不調とは、〈全体〉とのつながりが絶たれたり、弱くなったりすることである。〈全体〉とつながっている人が病気の人に触れると、自分を通して病人にも〈宇宙創造エネルギー〉の恩恵を与えることができる。ヒーリングの基本パターンは、頭から足のほうに向かって、手で順番に触れていくというもの。その際、エネルギーを注入したり、抜き取ったりといった操作はしなくてよい。クライアントに必要なエネルギーは、ヒーラーの手を通して、自然に流れ込んでいき、不必要なものはヒーラーの足を通して地面に流れ出ていく。クライアントはただリラックスしていればよい。ヒーラーはチャネル（回路）となって、自分に〈宇宙創造エネルギー〉が降りてくるよう心がける。ヒーラー自身も、他人を癒せば癒すほど、癒されていく。
1回ないし数回のヒーリングで驚くほど症状が軽快する例も多くあるが、レイキは本来、衝撃的なものではない。それは人を当り前の状態に戻していくものであり、すなわち健康で明るい人生を全うするためのものである。その本当の効果は、数週間から数カ月以上かかって、ゆっくりとわかっていく。レイキは、人間がかつてもっていながら、今はほとんど失ってしまった能力であり、それを取り戻していく技術だともいえる。
臼井霊気療法学会では、初伝、奥伝、神秘伝の3段階のカリキュラムでレイキが教えられていたというが、現在、我々が学ぶことのできる欧米から逆輸入されたレイキにおいては、その修得システムは一般に4段階に整理されている。レベルIでは主に肉体のヒーリング法を学び、レベルIIでは3つのシンボルを使った心のヒーリングや遠隔ヒーリングなどを学ぶ。癒しという意味ではここまでの段階で十分な効果を上げることができる。さらに精神的な成長を加速させるのがレベルIIIで、ここではマスターシンボルと呼ばれる第4のシンボルによって、ハイヤーセルフとの一体化、人生の円滑化、チャネリング能力の獲得、悟りの一瞥が可能になるといわれている。レベルIVはレイキ・マスターになるためのコース。