リフレクソロジー(詳細)

ゾーンセラピー

ゾーンセラピーは、リフレクソロジーと中国の足ツボ療法、さらに精神面をホリスティックに合体させたものである。リフレクソロジーでは、身体を大きく縦2つ割りにして考えるのに対し、足ツボ療法では首から上のラインが神経交差していると考えるので、それぞれの考え方によって押す位置が変わる。リフレクソロジーで対応する部分を押すだけでなく、それに関係した足のツボを刺激することで、より一層効果がある。
また、肉体の健康と心の健康はつながっているので、神経の集まっている足の裏はストレスによっても変化する。ゾーンセラピーではこうしたストレスを足の部位によって分類している。たとえば、すい臓系が悪い人は過去への思いを捨てきれていなかったり、肺機能が弱い人は小さいころの悲しみをもっていたり、かかとの部分が痛い人は、お金や将来に対する恐れがある、というように。

期待される効果として、身体的には、以下が挙げられる。血液循環が良くなるので、冷え、肩こりが解消し、病気になりにくい身体になる。リンパ液の流れが活発になるので、免疫力が高まり病原菌への抵抗力が高まる。精神的効果としては、血液、リンパの流れが整うことにより、神経への圧迫や痛みがなくなり、リラックスができる。また、美容的効果としてはむくみ、便秘が解消され、身体の基礎代謝が高まるので、肌が美しくなる。また、それぞれの部位を通して体調不良の原因を見い出せるので、正しい健康観の認識が可能となる。
施術後の反応としては、血液内に蓄積されたさまざまな老廃物の浄化が始まり、血液やリンパの循環が活発になると、改善の前兆として一時的にリンパ節の腫れ、発熱、発汗、排泄物の増加などが見られる傾向にある。施術後に暖かい飲み物をすすめるところが多いのは、よりリラックスさせると同時に、水分の補給も兼ねている。
自分で反射区をマッサージすると、足の凝りや痛みとして現れた部位から、どの部分の身体のバランスが崩れて機能が弱くなっているかがわかる。そうすれば、なんらかの症状があるときだけでなく、健康なときにその状態を維持し、病気を予防する上で役立つ。