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教育分析

教育分析(詳細)

密接な関係だからこそ

教育分析の目的のひとつは、カウンセラー自身が自分の個性をよく知ることにある。
カウンセリングの場面では、クライアントは日常生活では経験できないような極めて密接な人間関係を体験する。親や兄弟、夫や妻などにも話さないようなこと、今までだれにも話したことがないようなこと、それまで自分でも意識しなくて心の奥深くにしまいこんでいたことにも触れていく。
このような密接な人間関係の中で、クライアントはカウンセラーを信頼し、傷ついた心を癒し、自分の問題に直面していく勇気を得て、今まで気づかなかった内面への理解を深めていく。
カウンセラーも、このような密接な関係の中で、自分も深いところで共に心が揺さぶられながら、クライアントの状況に応じて、時には支えたり、時には指摘していくことになる。つまりカウンセリングは、カウンセラーの心と体そのものが媒体となって療しが行なわれていく。
このようなカウンセリングの過程では、カウンセラーが自分のパーソナリティの傾向、偏り、感情の動きなど自分自身をよく知っていることが大切だ。
もしカウンセラーが自分を充分把握していないと、クライアントに厳しすぎたり甘やかしすぎたりして適確な応対をしていくことができない。
カウンセリングの過程での重要なポイントは、カウンセラーが「時」をみる、頃合いをみていくことである。クライアントは、傷つき衰弱している心が充分回復し、ある時期が来たら自分の問題に直面していかなくてはならない。もしカウンセラーが自分をよく知っていないと、時期が来ていないのに厳しく対応してしまって傷ついた心を一層傷つけてしまったり、反対に甘やかしすぎて、いつまでも同じところを堂々めぐりして依存関係を続けてしまうことになりかねない。

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