ヒプノセラピー(詳細)

だれでも催眠状態は経験している

本を読んだり音楽を聴いたりしているとき、集中するあまり自分が呼ばれているのに気がつかなかったという経験はないだろうか。そのとき、その人は一種の催眠状態にあるのだ。催眠とは意識が一点に集中することで、普段の生活でも軽いものは、だれでも体験している。催眠状態になっても、その状態を意識しながら自分を観察している。深い催眠でないかぎり、自分で言葉を選び話すこともできる。本当に自分の意識をコントロールできるのは自分しかいない。
催眠療法は、自分をもっと望ましい状況にするのが目的である。今の状況が望ましくないと思ったとき、その人は癒しを求めている。自分はどんな状況を本当は求めているのか、無意識で自分は感じている、あるいは覚えている。催眠療法はそれに気づくためのひとつの方法であって、気づくことによってそれが癒しにつながっていく。人間は、外を向いている意識から離れて自分の内側を見つめることで、今の自分の癒しに必要な場所へ行くようになっているという。自分のことは自分が一番よく知っているのだ。