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バイオシンセシス

バイオシンセシス(体験談)

バイオシンセシス画像

今年の8月に参加したバイオシンセシスのワークショップでは、さまざまな実習を通して体の中に隠されているエネルギーのありかを探っていきました。まず、ボディリーディングという体を読む実習では、体の型以外に、その人の発達の仕方やエネルギーを閉じこめている箇所を見つけるよういわれました。
ある女性が前に立ちました。上半身は少女のように幼いのですが、下半身はお尻もふくよかで成熟した大人の体でした。上半身と下半身がまったく違う人のようです。じっくり観察していると、エネルギーの流れや滞りが見えてきて、彼女の歴史の一部が読みとれるようでした。
次に体を聴く実習では、腸に溜め込まれたエネルギーがリラックスしていくと腸の蠕動運動にどのような変化を起こすのかを、スピーカー付きの聴診器を使って聴きました。仰向けに寝て、お腹に聴診器を当て、援助者が私のあごや手の指を優しくマッサージしていくと、スピーカーからはじけるような細かい音が聞こえはじめたのです。
速度や音色が刻々と変化していき、リラックスすればするほど、優しく細波のようになっていきました。時折、蓄積されたエネルギーが爆発するような「ボコ、ボコ」という野太い音が聴こえました。熟練してくると、音を聴くだけでその人の感情変化をつかむことができるそうです。
身体を描く実習では、模造紙の上に仰向けになり、身体の輪郭を引いてもらい、その内側にクレヨンで感じるままに自分のエネルギーを描くように指示されました。私の絵には無機質でロボットのような灰色の目や、胸には鎧のようなものが真っ赤な色で描かれていました。そしてその絵を手がかりに、ワークを行ないました。絵をじっとみながら、ゆっくり呼吸をして自分がその絵になっていくイメージをしました。胸のあたりが苦しくなって、両手が横に広がり鳥のように上下に振り始め、目を閉じると涙が溢れてきました。「ワーワー」と雄叫びをあげながら必死になって飛ぼうとしていました。先生が「何が見える」と聞きました。私は「鷲のような鳥が飛んでいる」と答えていました。まるで、胸のあたりのエネルギーが両手を通ってほとばしっていくような感じでした。次第にその動きも弱まり、しばらく沈黙が続きました。涙がどんどんあふれ、胸の渇きを癒していくような感じでした。今まで私は自分の優しさや弱さを閉じこめ、兵士のように自分と戦っていました。いつも自分も他人も許せず、相手と折り合いをつけない未熟さを表していたのです。
このワークで感じたのは、もっと自分を許して、自由にさせてもよいのではないか?自分にもっと優しくしてあげようということでした。私は、長い間凍らせていた優しさや繊細な感性を取り戻そうとして、若鷲のように必死になって大空を飛んでいたようです。これらはすべて、私にとって大人へ向けての第一歩を踏み出すような体験でした。その後の実生活の中で、私は、無理なく相手と深いコミュニケーションを自由にとっている自分自身を、知らず知らずのうちに手に入れていたのです。
(セールスマン・33歳・男性)


初めて、バイオシンセシスのワークに参加した。自分の体の動きと、その時の自分の内側の変化を感じながら体験していくワークをいくつかやってみた。おもしろかったのは、大地のエネルギーを感じて床をはうようにして前に進むという動き。まるでヘビか芋虫になったような気分。でも、その瞬間から、今朝までの私は消え去っていた。単純な動きが自分をこんなにも無邪気にさせて解放してくれる。それを楽しんだ。体を使ってのサポート・ワークは、体の中にある記憶を浮上させるためのワークで、相手に侵入されずに自分の力が出せ、閉ざされていたブロックが変化していく。たとえば、2人1組で骨盤を押さえる人と、必死で前に進む人のワーク。お互いがその時、どんなことを感じるかで隠れていた感情や記憶が甦る。2日間のワークの印象としては、決して押しつけず無理強いしない方法で、自分を深く探り、人との関係を体験できるワークショップだと感じた。
(ナレーター・40代・女性)

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