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~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
センサリー・アウェアネス

センサリー・アウェアネス(体験談)

センサリー・アウェアネス画像

はじめてセンサリー・アウェアネスを受けたとき、私は驚きにあふれていました。今までの普段の私の生活のリズムや視点・ありさまのようなものに何かが投げ込まれた感じ。そして、それはとてもプレシャスで味わい深いもので、同じく空間・時間をもっと豊かに経験し、生きることができる世界―そんな世界の扉の前に立たせてもらった感じでした。
たとえば、呼吸。そのときまでは胸やお腹でするものとしか思っていなかったし、改めて気持ちを向けてみることもそんなになかったのですが、センサリー・アウェアネスではこんなことばが間をあけながらゆっくりかけられます。
「どこに呼吸が感じられますか…」
「腰には呼吸が感じられますか…」
「腿はどうですか…」
「足の裏は?…」
「あたまは呼吸してるかしら…」
「腕はどうですか…」…など。
ことばに導かれて静かに感じてみると、息が体のいろんなところに流れていることに気づきました。腰や足の裏や頭も静かにやわらかく動き、息づいているのです。二の腕や手のひらにも息が通ってゆくのを感じます。不思議だけど楽しいかんじ。体の中が少しづつ澄んでいくような、ふんわり柔らかくなってくるような感じがします。何かを一生懸命見ようとしないで、目をラクにしてると、目も小さく、ほわっ…ほわっ…と息をしながら動いていることも感じられました。
何もしないで、ただそこに立ち、たゆたっているだけで、体はいろんなものとつながっている。いろんなことが体の中を、同時に・広く・やわらかく流れつづけている…。そんな中で静かに起こることに任せていると、体はどんどん豊かになってゆく…。そんなことを感じたとても満ち足りた時間でした。
セッションは体とていねいに付き合っていくことにもなるので、私にとってそれが辛い時間になることもあります。今まで抱え続けてきた痛みや固さ、苦しさ、疲れが現われてくることもあるし、立ったり歩いたりすること…それすらもしんどくて床に横たわるしかないこともありました。体を素直に感じることで、体もどんどん正直に感じてることを伝えてくるからかもしれません。
また、センサリー・アウェアネスにでると食べ物の嗜好が変わったり、食べる量が自然に変わっていくことがあるのですが、それもセッションを通して、自分に必要なプロセスにつながっていることと関係しているかもしれません。
よくワークショップの最後には、
「さあ、これからがはじまりですよ」
「センサリー・アウェアネスは生活のどんなところでもできるのです」と言われることがあります。
ワークショップの特別な場だけではなく、日常のいろんな場で、体に起こっていることに十分開かれ、気づいていく準備をするのがワークショップということなのでしょう。
日常の騒音と忙しさの中で、体が固く閉じてしまったり、窮屈な感じがすることもあるのですが、以前に比べ私も普段の生活の中で、体の感じ、人と話すときの呼吸や声の調子、高さなどの気持ちが向いたり、気づいていることが多くなってきたようです。
お皿を洗っているときの流しの水ではっと体が目覚めていろんな感覚が働きだすのを感じるとき、歩いているときの一足一足が地面に振れている感じに気づいているとき、その時々の風や日の光を感じてるとき…は、静かだけれど生き生きとしたものに満たされる…そんな時間です。
今、刻々と動いている世界や、それとつながる体を感じる時間は、私にとってとても大切な時間になっています。
(アルバイト・30代・女性)

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