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センサリー・アウェアネス

センサリー・アウェアネス(詳細)

1910年代~ベルリンに住む20代の体育教師エルザ・ギンドラーは片肺をひどい結核に侵されていた。医師に、アルプスで療養するか、そうでなければ死の準備を死なさいと宣告される程だった。労働者階級の彼女は療養に行ける余裕はない。
しかしそんな中、彼女は、直感的にこう感じる。「もし静かに忍耐強く、自分の内側で起こっているプロセスを、深く、十分に感じ取ることができるようになるなら…。健康な片肺だけで呼吸ができれば、結核で病んでいる片肺は休まり、癒えてゆくようになるのでは…」と。
そして、呼吸・身体・感覚に、より気づき目覚めてゆくための実践をはじめた。彼女は自分の呼吸に意識を向けて、空気がどこまで入っていくのか感じてみた。それからコントロールすることも。
そして1年後…医者によれば「奇跡!」的に全快したギンドラーは、この実践を伝えるための教室を開いた。当時はまだセンサリー・アウェアネスという名前ではなく、「全体としての人についての勉強(Work)」などと呼ばれていた。
ギンドラーの弟子、シャーロット・セルバーは1983年からアメリカでワークを展開し、受け継いだ実践に「センサリー・アウェアネス」と名づけた。
E・フロム、F・パールズはシャーロットの弟子であり、センサリー・アウェアネスは、M・フェルデンクライスやW・ライヒにも多くの影響を与えている。
またエサレン研究所で行なわれた最初の体験学習的ワークショップもシャーロットによるセンサリー・アウェアネスだった。

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