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~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
センサリー・アウェアネス

センサリー・アウェアネス(詳細)

感覚――体と心に開かれた入口

シャーロットはときどき問う。「私にあなたの体を見せてください。次にあなた自身を見せてください」問われた人は同じように自分を見せる動作をとるしかない。体と自分、体と心は切り離せるものではないのだから。体は心や魂が肉化したものといえるかもしれない。そして「感じること」はそのどちらにもひらかれた入口なのだ。感じることで、私たちは「今」より豊かにひらかれてゆくだろう。そこからは、より自然に・自由にあることや、関わりの中で訪れる気づき、自然な変化への胎動が生まれてくるかもしれない。
ワークの内容はいたってシンプルだ。「歩く」「立つ」「座る」「横たわる」「人と触れる」「ものに触れる」などなど。ふだんの生活で当たり前にやっていることを改めて、ていねいに経験をしてみる。
ひとつひとつの実習の中で、
「呼吸はどんなふうですか…どこに呼吸を感じていますか…からだのバランスはどうですか…体の重さはどんなふうに感じられますか…」などの言葉がゆっくり静かにかけられる。これは感じること・気づくことのきっかけをつくるお手伝いであり、参加者は自分のプロセスと共にいることが大切にされてゆく。
感じるということに正しい答えや間違った感じ方はないので、同じ実習でも、落ち着く・体が楽になる・痛みや疲れを感じる・眠くなる…など経験は人によってさまざまだ。それぞれの人にそれぞれの気づき・必要なことが起こってくるし、気づいていなかったことを感じることで、今まで触れなかった自分に出会うこともある。
実習の後に経験したことを自由に話す時間では、一つひとつの動きや出来事がそれぞれの人にいかに深く、ユニークに響いたかを味わうことができるだろう。
そしてそれは自分のプロセスを言葉にし、受け止めてゆく時間になると共に、他者とも豊かに触れ、理解してゆく時間にもなってゆくだろう。



まず、この1冊!
『センサリーアウェアネス』
チャールズ・V・W・ブルックス著
伊藤博訳
誠信書房

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp