セラピー・ヒーリングサロンの検索 フィリ/FiLi

~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
チャネリング

チャネリング(体験談)

チャネリング画像

私がチャネリングというものを理解するきっかけとなったのは、高校時代、恒星占星術で有名な、マドモアゼル愛氏の意識のパイプという概念に触れたことです。当時16歳だった私は、いわゆる占いという分野に凝っていて、占星術、夢判断、手相、あらゆる本を読みあさっていました。そういう占い関係の雑誌の中で、マドモアゼル愛氏は、前世という考え方には2つあると述べていました。ひとつは一個の魂が、他の肉体を次々と借りて何度も生まれ変わるという考え方。もうひとつは、今の自分の魂が、『意識のパイプ』によって、300年前のドイツの花売り娘とつながることもできれば、旧約聖書時代のサロメとつながることもできるという考え方です。
私は、その『意識のパイプ』は、何も過去世だけでなく、未来や、自分のまわりの人々、その他、目の前に起きるもろもろの現象につながっていると、そのとき感じました。
チャネリングとは、いくつもあるスイッチのひとつを選んで、そのボタンを押すことによって、無数にある電線に、ある一定の回路で電流を通すようなものだと思うのです。
チャネラーと呼ばれる人は、クライアントを見たとき、相手側の今までの思考パターンや行動パターンで行くと、このボタンを押す可能性が高いな、するとこの電線回路をたどると、こういう事象が起こるな、というようなことが、一瞬にしてわかる人ではないでしょうか。チャネラーの場合、そのリーディングの仕方が、一般の心理学的なカウンセラーとは違って、いきなりヴィジョンを見たり、メッセージが聞こえてきたりという、かなり感覚的なものになってくるのだと思います。チャネラー自身に正しいスイッチを押す選択眼と、正しく回路をつなげる力があれば、その先、予言した事象が、実際に次々と起きても何の不思議もないわけです。
私は仕事上でもプライベートでも、今までかなりの数のチャネラーに会ってきました。中には、ただ単にデタラメなハルシネーション(幻覚)を見て、霊感商法ごときものをやっているまがい者も多々いましたし、それなりの優秀な能力があると感じられる人たちもかなりいました。しかし、往々にして疑問に思うのは、具体的なひとつの問題の答えを問いかけても、それなりのチャネラーの人たちが、三人三様の違った答えをする場合がままあったりすることです。3人ともそれなりに優秀なチャネラーで、自分の今までの経過もそれなりにいい当てられていたりすると、一体誰を信じていいのかわからなくなります。ふとそのとき、私はスイッチを押す権利をもっているのはチャネラーではなく、あくまで私自身だと気づきました。もしかしたら、自分が実際押すことが可能なスイッチは、目の前に3つあって、その3つの可能性をそれぞれのチャネラーたちが見せてくれているのかもしれません。過去に、スイッチを選ぶのは自分自身だということを忘れ、何度かチャネラーのいうとおりに自分の意識と外れたところで選択を行ない、後でそれがとんでもない結果を招いたこともあります。そういった経験から、チャネラーに会って話をすることは時々ありますが、以後それは参考程度にとどめておくことにしています。あくまで基本的には、自分の人生は自分でチャネルする。自分自身の直観、意識、責任と自由意志によってクリエイトした人生なら、死ぬ瞬間に、他の誰でもない、自分という大きなパイプを、エネルギーの一回路として、宇宙に残すことができると思うのです。
(通訳・30歳・女性)

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp