瞑想法
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瞑想法(詳細)
人間を3つの部分、肉体・感情・知性に分けて論じる方法は、哲学や心理学の歴史の中でひじょうにポピュラーなものだ。なぜなら、人間の苦悩のほとんどはこの3つの部分がお互いに対立するところから生じるからである。
知性(思考)は物事を常に分析し、正と邪、善と悪、光と影…という具合に判断する。しかし、肉体の本能や感情のほとばしりといったものは当然「白か黒か」と割り切れるものではなく、そこには常に葛藤が生じてきた。
感情と肉体との関係もまたうまくいかないことがある。よく「寂しい人は太る」などといわれる。これは「寂しい」という感情を埋め合わせるために食事を大量にとってしまうことから起こるわけで、肉体にとっては迷惑な話である。