TM瞑想(体験談)

4年半ほど前の私は、いろいろ不満を持ち、精神的に落ちつかない状態が続いていました。ヨガが良いと聞き、いろいろ調べているうちに『究極の瞑想ダイエット』という本に出会い、マハリシ総合研究所を訪ねました。私はTM瞑想のことは何も知らず、ヨガを習うためにマハリシ総合研究所の門を叩いたのです。とりあえず『基本コース』をということで説明を受けたのですが、瞑想を何かうさん臭く思っていました。TM瞑想にはあまり期待していなかったのです。
半年ほど自分で朝晩瞑想を続けていた頃、「そういえば、まだヨガを習っていない」と今更ながら気づき、ヨガの体操や呼吸法も含まれる『レジデンスコース』を受講しました。当初の目的が達成される期待を胸に参加したのですが、結果は「ぐったり」。パンフレットの「心も体もリフレッシュ！」は嘘だ、とがっかりしたのですが、すっかり習慣になっていた瞑想をやめることはありませんでした。
その後も、怠ると気持ちが悪い歯磨きのように、ごく自然に朝夕の瞑想を続けていました。そうしているうちに「あ、そういえば私、疲れないなあ、元気だなあ」という感じを度々体験するようになったのです。
そんな頃、さらに大きな期待を持って『TMシディコース』を受講しましたが、やはり私にとっては辛いものでした。今から思えば、レジデンスコースやシディコースでの疲れはいわゆる好転反応で、自分の中に溜まっていた疲れがどっと流れ出したものだったのです。この頃、街を歩きながら自然と笑いがこみ上げてきて、ひとりでニヤニヤしていたことを覚えています。
TMとの出会い、各コースとも、その直後は期待していたものとは異なるものでした。しかし私が今まで一度も瞑想をやめようと思うことなく続けているのも、TM瞑想法がとても自然な方法なのだからと思います。私の場合は瞑想中にとんでもないものを見たとかいう特別な体験はしていませんが、「後から思えば」いろいろな変化が私に起こりました。まず、とにかく疲れにくく元気になりました。普通でいられることがとても快感で、表面的な快楽を求めなくなりました。また『愛』の意味がわかり、さまざまなものや人を「愛さずにはいられなく」なりました。自分を縛るものだと思っていた格言なども、本当の意味が少しずつわかるようになりました。
今は、物事にこだわることなく、素直に自分自身のありのままの姿で毎日を当たり前に生活しています。
（求職中・42歳・女性）