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シルバ・メソッド

シルバ・メソッド(詳細)

「脳」に関する興味が近年、ますます高くなってきている。「アルファ波」「右脳型/左脳型」「脳内麻薬」などの言葉を知らない人はもはや少数派だろう。
脳に関係する言葉は医学書にだけ登場するのではなく、精神世界の本にも頻出している。いわく「右脳を開発すれば直感が開かれる」「脳の松果体は第三の眼である」「クンダリーニが上昇すると脳の新皮質上に電流が走る」…などなど。
どうやら、ここへきて科学と精神世界の壁が消えつつあるようだ。実際、脳に関するさまざまな研究から、人間の精神的成長に効果的な科学的技法が数多く生み出されている。瞑想法のシルバ・メソッドも、そのひとつである。

シルバ・メソッドとは、アメリカ人のホセ・シルバによって開発されたもので、心と体の健康を保ち、日常生活に役立ついろいろな瞑想テクニックの総称である。もともとはIQ指数を向上させるための研究から始まったのだが、研究の過程を通じて人間本来がもっているさまざまな能力、すなわち自律機能の随意制御や、いわゆる『第六感』と呼ばれる潜在能力の開発に目が向けられるようになった。そして生まれたのが現在のシルバ・メソッドというわけだ。
そのプログラムで教えられる瞑想法を実践すると、『脳がアルファ状態でありながら明確な意識で活動する方法』を習得できる、とされている。さらに、そのような技術に熟達すれば、いつでもベータ波とアルファ波の両次元で自分自身のマインドをコントロールできるようになり、より健康的で生産的な人間、より優れた問題解決者となれる、という。

具体的には、習慣のコントロール、たとえば、喫煙や食生活などの改善、記憶力のアップ、睡眠の促進、リラックス、あるいは自分の性格的な部分での変化、ESP能力向上などにも効果あるといわれる。
このシルバ・メソッドはセミナーによる指導で学ぶことができ、4日間での基礎コースでは次のような内容が教えられる。
1.コントロールされたリラクセーション
さまざまなセルフ・コントロールのテクニックを活用する基礎となるもので、体の緊張をほぐしてリラックスの感覚を脳や神経組織に覚えさせる技法を学ぶ。

2.普遍的自己改善法
記憶力や集中力の向上、身体的苦痛の緩和、食習慣や喫煙のコントロールなどのテクニックを通じ、行動パターンを変え、日常生活や仕事の状況を改善する。

3.効果的感覚投入(ESP)
コントロールの領域を潜在意識の領域まで拡大させ、直感的・主観的な感覚を活用することを学ぶ。

4.効果的感覚投入の活用
内的感覚・超感覚的知覚を発達させ、理屈によらず直感的にものごとの本質を認識できるようにするため、感覚の広い領域で内的意識を統合する。

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