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~こころ軽やかに~
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ダンス・ワークショップ

ダンス・ワークショップ(詳細)

さまざまなダンス・ワークショップ

ドイツの神秘学者シュタイナーは、独自の身体芸術を確立した。『オイリュトミー』と呼ばれ、ドイツでは治療芸術としても使われている。オイリュトミーでは、メソッドに従い、魂の体験を体の言語で表現していく。
日本でも最近知られるようになってきたダンス・ワークショップに、『ダンス・ダイナミクス』があげられる。ドイツ人のヴォルフガング・シュタンゲが独自に編み出したものである。このワークは健常者だけでなく、心身に障害をもつ人達がダンスを通して、創造的な表現を楽しめる。「自由に表現を楽しむ」というのが基本である。体に障害のある人ない人が一緒に踊ることにより、障害があるなしを越えて、それぞれ異なる感性、創造性を分かちあうのである。そこには創造性を超えるふれあいが生じる。一緒に創造するということで、一人ひとりがもっている感性や創造性に気づき、お互いの世界が広がっていくのである。ある決まったステップや形などは教えず、各々がもっている自然な動きをダンスにしていくのだ。
シュタンゲは「私は、障害のある人にいろいろ学んできた」と語っている。障害のある人は素直に純粋に、そして深く表現するケースが多いが、障害のない人は既製概念をもっているため、社会的人間の枠にとらわれて、殻を破ることができないのである。参加する健常者の多くは、障害者と一緒のワークの方が、のびのび自由に表現できるといっている。シュタンゲは、ダンス・ワークショップをセラピーとしてではなく、あくまで新しいアートの形と考えている。障害者のダンスというものは、見たことのない者にとっては、見当がつかないかもしれない。しかし、体全部が動かなくてもダンスによる表現はできるのであり、動きそのものより、まず表現するということが重要なのである。
また、竹内敏晴は独自の『からだとことばのレッスン』を生み出し、障害のある人達と現場で係わる教師や両親、施設の職員のためのワークショップを行なっている。まず自分自身の体がどこから「ひらかれていく」のかを歌や動作を手がかりにして探り、人との係わりの原点に気づいていくのである。
ほかに、ダンスと他のアート(絵画、音楽、書など)を、組み合わせたメソッドもある。即興的な音楽の演奏でのダンス、あるテーマで書かれた書に対してのダンス、物語とダンスなど、ダンス・ワークショップは大きな広がりをもっている。



まず、この1冊!
『アウラを放つ闇』
石井達朗著
PARCO出版

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp