セラピー・ヒーリングサロンの検索 フィリ/FiLi

~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
エコロジー・ワーク

エコロジー・ワーク(詳細)

全生命の集い

このワークが軸となって、「ディープ・エコロジー」を単なる観念に留めずに実践していこうという「ディープ・エコロジー・ワークショップ」が生まれた。そして、1985年ジョアンナとオーストラリアの環境活動家ジョン・シードが出会う中で、ジョアンナのワークから環境に焦点を合わせた融合発展型として「全生命の集い」という形になっていく。これは、人間中心主義を超え、さまざまな生命との深いつながりあい、最終的には地球規模のつながりあいを回復していくことを目的としている。
それは段階として4つの層に分けられる。

(1)自分の中のディープ・エコロジー(心と体、頭と感情のつながり)
(2)自分と身近な人とのディープ・エコロジー(身近な人との深いつながり)
(3)自分とコミュニティとのディープ・エコロジー(職場や家族の中でのつながり)
そして最終的に
(4)人間社会と自然とのディープ・エコロジー(人間と自然とのつながり)
に到達する。

ワークとしての具体的な手法には、さまざまなアプローチの仕方があるが、基本的には目的・意図の確認につづいて次の3つのステージをふまえ、最後に行動と変革のためのまとめと計画を立てて終わらせる。

(1)嘆き悲しむこと(The Mourning)
「嘆きの輪」をつくり、世界に起こっていることを自分の中に「痛み」として感じ、一人ひとりが感じた痛みを語りあう。絶滅の危機に瀕した種のリストが読まれるうちに、その種への哀悼と痛みが感じられてくる。また、参加者が会場を歩き回り、合図に合わせて目の前にいる人と握手をしたり、抱擁を言葉のない中で行なうことで、他者とより大きな意味での自己を感じていく。

(2)思い出すこと(Remembering)
さまざまな誘導瞑想から、私たちの誕生がつい数十年前に生まれただけのものではなく、人類が誕生した時、地球が誕生した46億年前、ビックバンとして有機的生命体が誕生した150億年前にまでさかのぼってつながっているという、壮大な物語を呼び起こす。

(3)他の生命形態への自己同化
前の2段階で、参加者は自分たちの内なる生命の普遍性に気がついてくる。より大きな自己同化を感じとっている中で、何かひとつ他の生命種に選んでもらうのを待つ。これは深くリラックスして、心を注意深く開いているといい。

他の生命種が自分の中に入ってきたらそのお面をつくる。ここまでは個人で進行していくが、そのお面を付け、その種「盟友」になりかわり話し、動くことで「全生命の集い」が開かれる。終わりは、お面を燃やす儀式などを通して、自分がなりかわっていた生命体を解き放ち、盟友と別れる。しかし「全生命の集い」はこれで終わらない。
「ディープ・エコロジー」とは、私たちの中に常に内包されている思いであり、「ディープ・エコロジー・ワークショップ」はその正確な認識と観念に留まらせない次へのステップなのである。



まず、この1冊!
『地球の声を聴く』
ジョアンナ・メイシー他著
星川淳監訳
ウェッブ・オブ・ライフ協力
ほんの木

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp