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~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
箱庭療法

箱庭療法(詳細)

表現自体が癒しに

箱庭療法でのセラピストは、クライアントの問題を共有していくことに重点をおいている。その問題はクライアントの口から聞き出すのではなく、創られた作品から2人で感じあっていく。心の奥にあるものを言葉にするのは難しい。無理に言葉にしようとすると、人がどう感じるかなどと余計なことを考えてしまい、結局口から出る言葉は、自分の感じていることとは、まったく違うものとして出てしまう。周りの人はそんなことを知るよしもないので、本人が言った言葉をもとに解決をはかろうと努力をする。しかしこれが本人の改善につながらないのは、いうまでもない。
そこで箱庭療法が役立つ。言葉にできないのなら形で表現してみる。焦らず、時間をたっぷりかけて、試行錯誤しながら作品を創っていく。それによって、自分を癒す力が活性化されていくのだ。その過程で、自分のネガティブな部分を表現する場合もある。そんなときもセラピストは、感じあい守りながら接していく。この中でクライアントは、自分の力で問題の決着を見出していく。幼稚園児の女の子たちも、母親を自分の中に作ることによって、実際には母親のいない現実に自分なりの決着をつけた。
このように箱庭療法では、作品を創ること自体が、自分の癒しにつながっている。表現することによって、クライアントの無意識内にある自己治癒力が引き出される。自分を癒せるのは自分しかいないのだ。



まず、この1冊!
『体験 箱庭療法』
三木アヤ、光元和憲、田中千穂子著
山王出版

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp