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~こころ軽やかに~
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ドリームワーク

ドリームワーク(詳細)

夢からのメッセージ

今、精神の時代に入り、一般の人々も夢への関心を深め、夢からのメッセージに耳を傾けるようになってきた。こうして、現在の心理学で行なわれているような夢分析に留まらない、ドリームワークが広まってきた。ゲシュタルト・セラピーでは、統合されない自己が夢に現れるとしている。こうした夢の扱い方には共通点がある。それは『夢にはメッセージがある』そして『そのメッセージは夢を見た人の役に立つ』ということである。現代の私たちは、この信号を無視して、五感で感じる現実ばかりを重視してきたといえる。
もちろん、一方では伝統的に夢を大切にしてきた人々もいる。ネイティブ・アメリカンは、さまざまな方法で夢を利用している。人生で成功するために、夢は重要なものであると考えられている。チベットの死者の書『バルド・ソドル』にも、夢の中でのコントロール力について述べられている。チベットの僧や行者たちは、夢の内容を手掛かりに自分の修行の段階を知ることができるといわれる。
夢は見るだけでも価値がある。感情を解放し、そのバランスを自然にとってくれる。夢をよくみていくと、自分の心の状態を表している。自分の感情や隠れた心の動きを、細かくみていくことになる。そして、問題の解決のヒントを得られる場合もある。その他、素晴らしいアイディアが浮かぶ、学習ができる、等々。集合無意識のレベルの、さまざまなインフォメーションを得ることも可能になる。
夢は、そのときわからなくても、ずっと後になってからわかる、ということもよくあるので、印象に残った夢は記録しておくとよい。また、絵に描いたり、文章化するとはっきりしてくることがある。夢を書き留めておけば、いつでもその夢を追体験できるし、他人とシェアすることもできる。そして、夢に現れるテーマ、問題点にも気がつくようになる。夢を思い出し、それを追体験していくことで、無意識に潜んでいたインフォメーションを引き出していく。そうすることにより、夢のメッセージがわかってくるのである。ゲシュタルト派では、夢を追体験することを重視している。自分の夢を自分でワークできるようになるということは、人生においてすばらしいプラスとなる。
さて、その夢を思い出すには、まず寝る前の薬やアルコールは避け、『私は夢を思いだす』と自分に言ってから眠るとよい。とりあえず、夢のノートを枕元におくことから始めてみてはどうだろう。



まず、この1冊!
『夢学』
パトリシア・ガーフィールド著
花野秀男訳
白揚社

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp