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交流分析

交流分析(詳細)

人生の筋書きは4歳の時に決めている?

交流分析の理論の中でも、特に重点が置かれるのは、「人生脚本」と呼ばれるものである。人は、生まれた時から自分の人生の脚本を書き始め、4歳の時には、ほぼ筋書きを決めているという。幼い子どもにとって脅威に見えるこの世を生き延びていくために、一番良い戦略を幼児の感情によって決めるため、大人の現実的な決断方法とは大きく異なっている。しかし、大人になってからもこの脚本の影響は大きく、自らを不幸のどん底に陥れることを繰り返したりする。
脚本は幼児の論理に基づいているため、特定の場合のことがそのまま一般化されるという特徴がある。たとえば、自分が泣いた場合に母親が来る時もあれば無視する時もある、というような一貫性のない態度をとれば、「母親は信用できない」ということから、「女とは信用できないものだ」と決め込んでしまうのだ。また、子どもが親から拒否されていると感じた場合は、「自分に非がある」と決断してしまったりする。
脚本からの脱出はたいへん難しいといわれる。それは、自分が書いた脚本の内容や、その脚本にのって演じてしまったことに、自分ではなかなか気づけないからだ。悩みを抱えた人達には、交流分析の理論を勉強することが勧められ、積極的に学ぶ人は多いのだが、いざ自分の問題となると直面するのが恐い、ということのようだ。
自律性を獲得するということは、この人生脚本から脱け出ること、または自分が真にやりたいことができるような脚本に書き換えること、そして、現実の問題を大人の思考によって解決していくということである。



まず、この1冊!
『交流分析のすすめ』
杉田峰康著
日本文化科学社

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp