セラピー・ヒーリングサロンの検索 フィリ/FiLi

~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
ハコミ・セラピー

ハコミ・セラピー(詳細)

「援助者付きの瞑想」

ゲシュタルトやPOPでは無意識からのメッセージを意識的に拡大・誇張して表現することによって、その意味に気づいていくのが主流なのに対し、むしろハコミではマインドフルネスと呼ばれる、静かに自分の内側へと目を向ける意識状態に留まる。そして無意識からの微妙なメッセージを聞こえなくしている、意識レベルでの雑音(諸々の感情や思い込み、理屈付けなど)を低くすることによって、無意識との内なる交流を可能にしていく。その意味では、援助者付きの瞑想、あるいは、心理療法と瞑想の融合の試みともいえる。
その上でセラピストは、プローブ(マインドフルネスの状態で、いたわりに満ちた言葉などを投げかけるテクニック)などによって、クライアントの無意識に潜み、その人生をコントロールしている固定観念や思い込みを、無理なく表面化させていく。また、クライアントが示すさまざまな抵抗に対しても決して対決することがない。むしろ、テイク・オーバー(クライアントの自発的な行為や、内面で起こっている体験をセラピストが肩代わりするテクニック)などを使って、その存在と意味とを最大限に尊重していく。そうすることで、逆にその抵抗のより深いところに存在する、自発的な癒しのプロセスの出現を援助していくのである。見た目の派手さはあまりないが、それがかえって癒しへと通じる深い安心感を与えてくれるというのが、多くのハコミ・フリーク(?)たちの共通した認識であるようだ。
ハコミ研究所はコロラド州ボールダーにあり、現在では全米各都市やイギリス、ドイツ、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなどにも拠点を構えて、各種ワークショップやセラピストの養成を行なっている。また、1998年からは日本でも創始者のロン・クルツ氏によるハコミ・セラピスト養成コースが始まった。さらに、またボールダーの本部では、ハコミの基本的な考え方をベースとしたボディワーク「ハコミ・インテグラティブ・ソマティック」のトレーニングも行なわれている。



まず、この1冊!
『ハコミセラピー』
ロン・クルツ著
高尾浩志、岡健治、高野雅司訳
星和書店

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp