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ネオ・シャーマニズム

ネオ・シャーマニズム(詳細)

シャーマニズムの復権

現代におけるシャーマニズム復活の先鞭をつけたのは、1960年代、ヤキ・インディアンの呪術師ドン・ファンに弟子入りをし、その体験報告をしたためたアメリカの人類学者、カルロス・カスタネダの一連の著作だった。そして、カスタネダと並んで、ネオ・シャーマニズムの旗手として知られるもう一人の人類学者がマイケル・ハーナーだ。ハーナーはみずからの体験を基に、シャーマニスティックな技法を誰もが参加できるワークショップの形で展開した。
元来、シャーマンというものは、共同体の規範からはみだした特別の存在とみなされていたが、ネオ・シャーマニズムの特徴は、シャーマン的な体験を特別視せずに、誰もがなんらかの方法によって意識を変えれば、体験をすることができるとしている点にある。
意識を変える媒体として、もっとも強烈な作用をおよぼすのは、アヤフアスカ、ペヨーテ、マジック・マッシュルームなどの幻覚性植物である。シャーマニズムの伝統においては、実際にこうした植物がほうぼうで用いられていた。しかし、ネオ・シャーマニズムのワークショップでは、こうした植物は使われず、代わりに、呼吸法、チャンティング、祈り、観想法などが用いられる。
トランスパーソナル心理学の創始者の一人であるチェコ出身の心理学者、スタニスラフ・グロフが開発した「ホロトロピック・ブレスワーク」は、激しい深い呼吸を続けることによってトランス状態に入り、深層の無意識を浮かびあがらせる手法だが、トランス状態を活用するという点で、広義の意味でのネオ・シャーマニズムの技法とみなすことができる。
日本でも数年前から、ネオ・シャーマニズムの系統に属するものとして「コンテンポラリー・シャーマニズム」といったワークショップが開催されるようになっている。

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