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~こころ軽やかに~
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グルジェフ・ワーク

グルジェフ・ワーク(詳細)

自己観察のワーク

実際のワークでは、リーダーと数人の生徒が集まってミーティングをしながら、お互いの自己観察を深め合っていく。ある生徒が出した疑問に対して、リーダーが示唆を与えることもあるし、似たような疑問を持つ他の生徒達の発言が、いろんな角度からひとつの問題を見るという助けにもなる。
ミーティングにおいては、「ワークの言葉」が用いられる。グルジェフも指摘しているように、通常、私たちの言葉には個々人のズレがあり、共通の言語というものは存在しない。そこで、ワークの言葉を用いて、ワークの立場から何が起こっているかを話すようにする。たとえば、主観的にいうと「私はこの仕事がつまらない」というところが、ワークの言葉でいうと「この機械は仕事に対して否定的感情をもっている」と、このように表現される。
このようなさまざまな努力によって、自己想起が、生活の中で一定不変なものとして存在する完全なものとなったとき、人間はより高次の意識状態へと到達することが可能となる。
ゆえに「第四の道」を志す者に必要なのは、多くの人々が当たり前のこととしてすでに持っていると思っているさまざまな能力を、じつはまだ獲得してはいないということに気づくことである。
また、精神世界に興味をもつ人の中には癒しを求めてくる人も多いが、ワークにおける自己探求は癒しとは異なった道である。したがって通常の社会生活を営めるだけの心身の健康を持つ人が対象となる。身も心も傷つき癒されたいという人にはあまり向かないかもしれない。しかし、目覚めに向かうプロセスの中に、癒しとして自分が求めていたものに出会える可能性は十分にあるのだ。



まず、この1冊!
『グルジェフ・ワーク』
K・R・スピース著
竹邑光裕訳
平河出版社

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp