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~こころ軽やかに~
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音楽療法

音楽療法(詳細)

ニューエイジ・ミュージック

音楽療法の多くは、クラシックが中心であるが、リラクセーションやヒーリングを促すニューエイジ・ミュージックというジャンルを確立してきたのが、スティーブン・ハルパーンや喜多郎である。ニューエイジの精神文化から生まれた彼らの音楽は、1970年代初めには健康やリラクセーションを目的として本格的に広まり始めた。バイオ・フィードバック、脳波、筋肉の緊張度などの実験を重ねて、ある種の音楽は他の音楽より、リラックスするということがわかってきた。
ニューエイジ・ミュージックの多くは、ストレスの解放のみならず、その音楽を聴くことによってより効果的に、潜在意識に働きかけ、心理的解放感を与える。また、クラシック音楽の同じ曲目でも、ダニエル・コビアルカの演奏ではヒーリング効果が高いという治療の臨床関係者の証言もある。
どうしてこのような効果が生まれるのかは、まだ研究の過程にあるが、最近では、「1/f ゆらぎ」の刺激を受けると脳が共鳴し、α波の脳波が出ることが話題になった。それは鳥のさえずり、小川のせせらぎなど安心感を与えるリズムである。また、静かな音楽には、ペプチドという微粒子(脳の中のある特殊な受容体に働きかけて、痛みから解放するという役目をもっている)を体内で作る働きがあることがわかってきている。
このように、科学的な研究が行なわれる一方で、サブリミナルと称して商業主義にのった無責任なテープなどもたくさん出まわるという現実もある。音楽ならすべてがいいわけでも、音楽療法といえばすべてが効果的というわけでもない。音楽と人間の健康や意識の関係についてはこれからも研究が進むのを期待しつつ、自分で選ぶ目、責任ということも常に心しておかなければならないだろう。



まず、この1冊!
『音楽療法の実践』
加藤美知子他著
星和書店

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