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~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
ゲシュタルトセラピー

ゲシュタルトセラピー(詳細)

現在進行形で語る

ゲシュタルトセラピーの基本精神は、「その人本人しか解決法を知らない。それに気づくようにサポートする」ということだから、自分の本音に気づくのも、自分らしく生きていくのも本人しだいである。
ゲシュタルトセラピーの具体的な技法は、あくまでも、「今ここ」での気づきに焦点を合わせる。過去の話でも、現在進行形で話を進めていき、何を感じているかに注目する。
たとえば、対人関係の問題は、座布団などに相手のイメージを描き、相手に言いたくても言えないでいたことを表現する。こうして、過去のこだわりを少しずつ解消させていく。この場合、セラピストは参加者の身振りや声のトーンに注目し、本人が気づいていない何気ない動作を、わざと誇張してやってみるように指示する。そうすることによって、参加者が今まで知らなかった自分の気持ちを発見することがある。
夢のワークもある。参加者は以前に見た夢を、今見ているように話す。セラピストは、夢を分析したり解釈したりするのではなく、夢を見た本人が、夢のメッセージに気づくように導く。その夢の中に登場する、人物や物になることによって、夢の意味を理解していく。
イメージ、絵、パフォーマンスによって、ゲシュタルトセラピーをふくらませることができる。直接的な体験を大切にするのが、最近の芸術療法などの傾向だが、「なんだかわからないけどよかった」体験に終わらせるのではなく、もう一度言葉によって明確にし、自分自身で自分を発見することでセラピーを終結させるのは、ゲシュタルトセラピーの特徴である。
一般的に、精神分裂病の人や実際に問題行動をとってしまう人には向いていない。問題をもちながらもなんとか社会生活をしている人で、自己表現のへたな人、対人関係や自分の性格の改善を望んでいる人に向いているといえる。



まず、この1冊!
『ゲシュタルト・セラピー』
ジェームス・オールダム、トニー・キー、イゴール・ヤーロ・スタラック著
岡野嘉宏訳
社会産業教育研究所

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp