フェルデンクライス・メソッド
フェルデンクライス・メソッド(詳細)
フェルデンクライス・メソッドの創始者であるモーシェ・フェルデンクライスは1904年のロシア生まれである。運動神経が抜群だったので、小さい頃からありとあらゆるスポーツをしていた。中でもサッカーと柔道には力を入れていて、柔道に関しては嘉納治五郎を師と仰ぐまでの身の入れようだった。物理の学位を取り大学を卒業した後、研究生活中に柔道2段を取得した。また、柔道の本を書くなど柔道の普及にも力を注いでいた。しかし、スポーツには怪我がつきもので、フェルデンクライスもまた例外ではなかった。古傷の膝がハードな仕事により悪化し、とうとう完治の見通しもつかないほどになってしまったのだ。しかしフェルデンクライスは諦めなかった。身体を少しずつ動かして、どうしたらまた歩けるようになるかを科学者としての目で見つめ学んだ。数カ月後、歩けなかったはずの足でフェルデンクライスは歩いて見せた。これがフェルデンクライス・メソッドの始まりである。