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~こころ軽やかに~
豊かな人生を創造したい人へ
シュタイナー

シュタイナー(詳細)

シュタイナーがわれわれに提示したものは多く、そして深い。彼は、自身の人間観や世界観に基づいて、教育・芸術・医学・農業・社会構造をはじめ、さまざまなことを探究した。『人間』というものを探究するなら、これらの分野にトータルに言及することは当然ともいえよう。
この限られたスペースでシュタイナーを語るのはかなり乱暴なことであり、その活動を断片的に列挙するのが限界である。シュタイナーの思想や活動に興味のある方は、彼の著書や、他の人による解説書をぜひ読んでほしい。
ルドルフ・シュタイナーは1861年、オーストリアに生まれた。父は鉄道員だったので、駅舎住まいであった。父の仕事場の機械類に囲まれ、テクノロジーに親しんだ。また家族が暮らしている緑豊かな場所で、自然を体験した。両親がもっていた小さい菜園の手伝いをして、土にも触れていた。
学校に通いはじめたルドルフは、幾何学に出会って数学に強い興味を抱き、かなりの知識と理解を得る。同時に教会の司祭を通して宗教にも関心をもち、精神の方向づけに大きな影響を受けた。
やがて16~17歳になると哲学を自分で研究し、20歳の頃には、自らに、哲学を通して真実を探究する義務を見出していた。またその探究の基盤を確かにするために、自然科学と数学を研究することが重要だと考えていた。
23歳の頃には家庭教師をしていたが、ひとりの子どもはシュタイナーに全面的に任されていたので、彼独自の教育を施す機会を得た。この体験が、後に治癒教育運動につながっていく。
またシュタイナーは、幼いときから人間の霊を知覚できた。物質界と霊界とはどういう関係にあるのかということは、彼の根本的なテーマであった。このことが、神秘学を形成させていくのである。

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