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シュタイナー

シュタイナー(詳細)

「人智学」に基づく教育

このような、さまざまな体験と歴史を背景にして、1902年頃から、彼独自の精神科学である『人智学』が形作られていく。それは人間の探究と神秘学が結びついたものであり、彼の活動領域のすべてを含み、かつその基盤になっている。またそれまでの『神智学』に対する異論という意味合いもあったであろう。
では、この『人智学』を下敷きにした彼の諸活動にざっと目を通してみよう。まず、教育についてはどうか。1907年、シュタイナーは『精神科学の立場から見た子どもの教育』という小冊子を刊行した。その後、教育運動を開始する。「若い人間には、自分自身を発見するのに必要な手助けが与えられなければならない」という理念をもった学校が、共感する多くの教育者を集めて創立された。この『ヴァルドルフ学校』は、今ではドイツ各地に設立されている。
興味深いのは、人間は約7年ごとに新しい段階に進むという考え方で、これに従えば、あることを学ぶには、早すぎても遅すぎてもいけない。具体的には、感情について学ぶ時期に知的なことを押し込むと、感情が未発達になる恐れが高い、というようなことである。
学校創設後まもなく、シュタイナーは、医学、生理学の分野にも関わることになる。個々の生理器官や組織が、心的活動や霊的活動にどのように関係しているかを明らかにし、それに基づいた診断法と治療法を医師たちに教えている。

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