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~こころ軽やかに~
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ヨガ

ヨガ(詳細)

日常生活をしながらの自己実現

クンダリーニ・ヨガやタントラ・ヨガとも共通点の多いクリヤ・ヨガは人間の肉体とエネルギーでできた体(ヴァイタル体、メンタル体、インテレクチュアル体、霊体)の進化を効率的に促進させ、自己実現に至らせる科学的技法で、インドの聖者ババジ・ナガラジによって体系づけられたものである。
このテクニックは今世紀初頭、インドのヨガ行者ヨガナンダによって西洋社会にもたらされ、日本では1993年末からババジの孫弟子にあたるカナダ在住のマーシャル・ゴヴィンダン師を招聘する形でクリヤ・ヨガの行法伝授が行なわれている。
まず入門者は、心身をリラックスさせ健康をもたらす18種類の体位法(クリヤ・ハタ・ヨガ)と、体の中の霊的エネルギーを目覚めさせ、循環させる6種類の強力な呼吸法(クリヤ・クンダリーニ・プラナーヤマ)、そして潜在意識を浄化し絶対的実在を実現するための7種類の瞑想法(クリヤ・ディアナ・ヨガ)を学ぶ。もちろん、学んだだけではダメで、これらの行法を毎日行なうことが大事だ。次の段階の行法伝授は自然の中で行なわれ、3つのマントラと新しいプラナーヤマ(呼吸法)、そして意識をもったまま体を休めるヨガ・ニドラーという技法を学んでいく。
さて、それではこれらの行法によってクリヤ・ヨガが目指しているものは何なのだろうか?
それは日常生活をしながらの自己実現である。自己実現とは個と宇宙(全体)が一体に統合するということであり、そのときこそ人は真に幸せを感じることができる。そしてその自己実現の方法のひとつがクリヤ・ヨガなのだ。
幸せになりたい、という人間としてあたりまえの思いこそが人をヨガへと導く原動力なのかもしれない。そしてどんな行法であれ、人が幸せの源を自己の内面に求めるとき、それこそがヨガと呼ばれ得るものではないだろうか。



まず、この1冊!
『あるヨギの自叙伝』
パラマハンサ・ヨガナンダ著
森北出版

印刷:フィリ http://www.fili.co.jp