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~こころ軽やかに~
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ヴォイス・セラピー

ヴォイス・セラピー(詳細)

倍音のテクニック

ヴォイスセラピーはその声を、楽な呼吸で自然に出すことから始める。そして、声を出すことで抑制していた自己と感情の解放をしていく。それは、自然に起こるにまかせていて、リードする人はとくにセラピスト的な役割を果たすことはない。音(音楽)の力にまかせて、自然に起きることを受け入れていく。自分が気持ちのいい声を出していくことで、発声は変化し、自分の体の内側の動きにも敏感になることができる。そして自己の内側で気づきが起きる。
ヴォイスセラピーの手法はそれほど多岐に渡っているわけではないが、特殊なところでは、倍音がある。お経を聞いていると普通に聞こえる声の他に、周波数の違う高い声または低い別の声が聞こえてくることがある。ひとりの人間が、同時に2つの音程の声を出すのが倍音である。
バラモン教のマントラ(真言)で『オーム』というのをご存じだろうか。体のクンダリーニの力を開く『宇宙そのものの響き』といわれるこのマントラは、正確には『アーオゥーンー』と発音する。このときオゥーとンーの間に口の形を変えるので倍音が生じやすい。たくさんの人が同時にとなえると、共鳴しあって倍音はもっと出やすくなる。こうした真言密教やチベット密教に伝えられたような倍音のテクニックを身につけるヴォイスセラピーもある。
ただ、最後につけ加えておきたいのは、音(音楽)は人間の霊的な深いレベルにまで浸透するため、無防備になりやすいということだ。人の心や霊的なレベルの操作にも使われるので、注意が必要なことも知っておきたい。



まず、この1冊!
『ミュージック・アズ・ザ・ブリッジ』
シャーリー・ラブ・ウィンストン著
林陽訳
中央アート出版社

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