ネイチャー・ワーク(詳細)

自然の中で過ごす

また、自然の中で童心にかえってただ遊ぶ、薪割りのような作業から気づいていく、樹林気功のように自然のパワーから気を受けとる…。その中から心身を解放し、心と体と自然のつながりに気づき、それを実感しつつ取り戻していくというワークショップも、各地で開催されるようになった。月の光を浴びそのパワーを感じつつ、マンダラを作ったりダンスや瞑想をしながら、創造性や女性性に焦点を当て自己を解放していく、というワークもある。そこでは、自分が宇宙の一部であるということや、本来備わっている生命の神秘をよりリアルに実感できるのだ。
自然の中で何日か過ごしてみると、日々の生活、自分を取り巻く外界や心の中の世界も、いかに雑音に満ちているかに気がつくだろう。そして、日常生活の中で味わったことのないような、感性の開放感と自然との調和による変容がみられるだろう。
まったくの自然に囲まれて生活するのは大変難しい。しかし、大切なのは『どこで体験するか』ではなく『どれほど深く体験するか』ということなのである。



まず、この1冊！
『ネイチャーゲーム3』
ジョセフ・B・コーネル著
金坂留美子訳
吉田正人解説
柏書房